~公益通報した教員の怒りは収まらない。「ピンハネは“書類がなく総額が不明”“遠征費用等に使われ、私的流用は確認できない”として、返還は求めないとのこと。監督はここ10年でレクサスを2台乗り継いでいますけどね」
他にも、23、24年度に実際にはかからなかった試合会場への交通費名目の受領書を部員に書かせて計20万円の補助金を不正受給したことや、24年度の寮費の会計管理が不適切だったことを認定したが、“氷山の一角”感は否めない。
「校内は箝口(かんこう)令が敷かれています。23日に行われた新入生保護者への説明会でも、校長は“事実関係は不明”と繰り返すのみで、真摯な説明はありませんでした」
今後は、昨年4月に受理された刑事告訴の成り行きに関心が集まりそうだ。
「県警捜査2課は、監督とスポーツ用品店で交わされた領収書の偽造に注目しているようです」(地元紙記者)~(26/4/13 デイリー新潮より)
停職6か月の懲戒処分を出していました。
宿直手当は1回あたり7400円、日直手当は1回あたり1200円が支給されますが、2020年から2024年までの間に10人の教諭が業務を行うことなく手当を受け取っていたと話しているほか、受け取った手当の一部は女子バレー部の専用口座に寄付されていたということです。
教育委員会が担当教諭らの供述などをもとに調査を進めたところ、宿舎における業務を行うことなく、不正に受給した手当の総額は少なくとも228万円にのぼることが明らかになりました。(26/4/1 読売テレビ)
強豪校として知られる、兵庫県立氷上高校女子バレー部の監督が、停職6カ月の懲戒処分を受けました。
兵庫県教育委員会によりますと、氷上高校の教師で女子バレー部を20年間指導する川釣修嗣監督(59)は、2023年と翌年、県スポーツ協会からの補助金計20万円を不正に受け取ったということです。
補助金は遠征の交通費として支給されましたが、実際はバスを無償で借り、部員には偽の受領書を書かせていて、川釣監督は「手続きを怠り、結果的に不信感を与えてしまった」と話しています。
また、部員の寄宿舎で 休日・宿直勤務をした教師には「宿日直手当」が支給されますが、川釣監督は勤務せずに手当だけ受け取る行為を容認し、手当てを部に寄付するよう求めていたということです。
教育委員会は24日付で、川釣監督を停職6カ月の懲戒処分としました。(26/3/24 FNN)
教諭は2020~24年度、部員寮に寝泊まりする当番の教員に支給される手当を、実際には当番に入らない教員に受給させた。
県教委は受給額を明らかにしていない。(共同)
県教委は「私的流用は確認できていない」とし、教諭らは調査に「部の遠征費や用具費などに使った」と説明したという。~
男性教諭はいずれについても、部の活動費に使ったと説明。調査に対し「(補助金の)手続きをよく理解できておらず結果的に不信感を与えてしまった」などと述べた。
他に、一部の部員の寮費について、独断で値下げするなど不適切な会計管理もあったという。~(神戸新聞)
兵庫県立氷上(ひかみ)高校は、春高バレーと全国高校総体で計4回の優勝経験を誇る女子バレーの名門だ。
しかし、チームを率いる川釣修嗣監督(59)が長年にわたり教員の手当をピンハネするなど不正に手を染め、学校ぐるみで隠蔽を続けてきたと告発する声が上がっている。
「私は兵庫県教育委員会に2024年11月29日以降、何度も公益通報を行ってきました。川釣監督が女子バレー部を舞台に起こした裏金などの問題を正してほしいからです」
怒りに震えてこう語るのは、氷上高の教員だ。ところが事態は1年以上がたった今も、一向に改善されていないという。
「川釣監督は指導者として君臨したままで、チームも今年1月、春高バレーに2年ぶり40回目の出場を果たしたばかりです。関与した当事者の証言や状況証拠があるにもかかわらず、長らく裏金問題が放置されてきたのです。兵庫県は一体、何をやっているのでしょうか……」(同)~ 
例年、部員は3学年で計20〜30人程度しかおらず、少数精鋭。県の内外から集まった全部員が、寮で共同生活を送る。
川釣監督は元々バレー選手で、筑波大学卒業後に高校の体育教諭となった。
氷上高の女子バレー部では指導だけでなく、体格と運動神経が良い女子のスカウトにも注力。地元では名将だと称する声もあるが、
「わが高校では女子バレー部ばかりが幅を利かせており、そのトップを務める彼は“王様”です。誰からも指図されず、傍若無人に振る舞ってきました」と、前出の氷上高教員は言う。
実はこれとはまた別の教員は、川釣監督の不正行為に手を貸してしまった過去があるそうで、にわかに信じがたい氷上高という組織を挙げた“錬金術”の実態について、こう明かす。
「かねてわが高校では、教員が泊まり込みで女子バレー部の寮を管理監督した際にもらう宿直手当を、学校サイドに“寄付”する決まりになっているのです。この手当は1日当たり7400円で、県から『舎監手当』という名目で振り込まれる。現金で引き出した後、学校の事務長に手渡しなどで預けて、最終的には川釣監督が自由に使える裏金となります」
こうして彼に舎監費を渡すのは、実際に寮を管理監督する教員だけではないという。
「宿直をしていないにもかかわらず、県の勤怠管理システム上はしていたかのように装い、舎監費をだまし取る教員も存在します。学校ぐるみで勤務実態の“偽装工作”を行い、詐取した手当を川釣監督に寄付しているからです。私も彼に命じられるがまま、このやり方で舎監費を受け取ってしまった。それを事務長に手渡したり、ふるさと納税『県立学校環境充実応援プロジェクト』を通して学校側に寄付したりといったことをさせられました」(同)
さらに氷上高の元教員が、かつてのピンハネ被害についてこう証言する。
「私が着任するや否や、校長同席の場で川釣監督から舎監費の寄付を要請されました。“今までも皆、やってきたことなんや”と言われ、つい従ってしまったのです。しかし、いざ女子バレー部の寮に住み込んでみると、朝から晩まで部員と寝食を共にしなくてはいけなかった。忙しい中でタダ働きしていることが悔しく、泣いて先輩の先生に相談したこともありました」
ピンハネは総額いくらになるのか。1日当たり7400円が1年間365日分あったとすれば、合計約270万円。これが、仮に川釣監督がやって来た05年以降、現在まで21年間続いてきたとすると、推定で計5670万円にも上る。
カネの使途は不明だが、川釣監督の強欲さについて、女子バレー部の保護者会関係者はこう言う。
「全国大会への出場が決まるたび、保護者一人一人に10万円を要求するんです。そこまでの好成績を残せば、助成金を受け取れるので、通常なら寄付金は要らないはずです。話はズレますが、この約10年間でレクサスを2台乗り継いでおり、羽振りは良さそうですね」
冒頭に登場した氷上高教員は、川釣監督には舎監費の件以外の疑惑もあるとして、こう語った。
「バレー用具を購入するにあたり、スポーツ用品店と共謀して実際の商品価格よりも高額な領収書を偽造し、生徒会に請求した疑いを持たれています。毎回、領収書に記載されている商品価格に端数がなく、相場を上回っているようにしか見えないのです。仮にスポーツ用品店に何かしらの便宜を図り、金銭を受け取っていた場合、賄賂罪が成立する可能性も考えられます」
この教員は前述したとおり、他のパワハラ疑惑なども含めて川釣監督を巡るさまざまな問題を、県に公益通報してきた。
しかし、問題が事実上放って置かれただけでなく、かえって氷上高の校長から「何をどこまで通報したのか?」などと、脅迫めいた聴取を受けたという。
事実なら、れっきとした県と学校による公益通報者つぶしだ。
これではらちが明かないと判断した結果、現職の教員有志で公益通報と同様の内容を兵庫県警に対して刑事告訴し、25年4月24日に受理されたそうだ。~
本来、告発があった時点で直ちに調査すべき事案である。ところが1年以上も放置しておいて、この期に及んでも隠蔽を続けるとは。氷上高と県は、事の重大性を理解しているのだろうか。(26/3/14 デイリー新潮)
全国屈指の強豪高校を率いて14年。自宅がある姫路市から、毎日1時間20分をかけ通っている。生徒を型にはめず、長所を伸ばす指導を心掛けている。
東京都出身で、小学2年生から奈良県で過ごした。バレーボールに縁はなく、中学校では器械体操部に所属。身長が急激に伸びたこともあり、教師の勧めで2年生からバレー部に転部した。
卒業後は大阪の強豪、清風高校でインターハイ3位など輝かしい成績を収めた。
筑波大学に進学、一学年下には現日本男子代表監督の中垣内祐一さんがおり、レギュラーを競い合った。
「教師になる」夢をかなえるため、実業団からの誘いは断った。
日ノ本学園(姫路市)に赴任したが、部活動は活発ではなく、女子バレー部は名ばかりで在籍わずか2人。少しずつメンバーが増えたが、紅白戦ができないため、近隣の中学校に赴いて練習試合をするなど苦労を重ねた。
「小学生チームに負けるほどのレベルでした」と振り返る。
赴任4年目には近畿大会への出場を果たすほどの実力を付けた。
福崎高校を経て、39歳で氷上高校へ。2012年には全日本バレーボール高校選手権大会(春の高校バレー)で準優勝を果たすなど好成績を収めた一方で、15年にはインターハイ県予選で敗れ、35年連続インターハイ出場の日本記録が途絶えた。
「偉大な記録を途絶えさせられないという重いプレッシャーが、生徒にもかかっていたと思う」と振り返る。
監督みょうりに尽きるのは、教え子が高校卒業後もバレーを続けてくれること、と言う。
「目標は日本一だが、指導者として強豪のまま次の世代に引き継ぎたい」。52歳。(19/12/15 丹波新聞)