東京都教育委員会は8日、女子児童・生徒への不同意わいせつ罪や女性宅への住居侵入罪でそれぞれ有罪判決の確定した男性教諭4人が、地方公務員法に基づき失職したと発表した。
都教委によると、区立小の主幹教諭(52)は2024年1~2月、児童4人に教室などで自身の唇をなめさせたり体を触ったりしたとして、同10月に4件の不同意わいせつ罪で懲役3年6月の実刑判決を東京地裁で受けた。保護者が警察署に相談して発覚した。
多摩地域の小学校主幹教諭(46)は同1月、都内の駐車場に止めた自動車内で、勤務先の小学校を卒業した生徒の体を触るなどしたとして、25年6月に同罪で懲役2年、執行猶予4年の有罪判決を受けた。
同地域の中学教諭(35)は23年8月、生徒の体を触るなどしたとして、25年6月に同罪で懲役2年、執行猶予3年の有罪判決を受けた。
判決はいずれも確定。都教委は「被害児童・生徒の人権に配慮する」として、元教諭らの氏名を公表していない。
また、区立小に勤務していた元教諭(27)は24年2月~25年2月、女性2人の住居にのぞき目的で計5回の侵入を繰り返したとして、同5月に住居侵入罪で懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決を東京簡裁で受けた。
都教委はこのほか、スーパーなどで窃盗を繰り返した小学校の女性主任教諭(60)の懲戒免職と、教職員の停職1件、減給3件、戒告1件を発表した。(25/10/8 読売新聞)
この男性教師は東京23区内の小学校に「主幹教諭」として勤務していた。
2024年1月9日から2月21日までの間、勤務先の小学校の教室内で、この小学校に通う女子児童4人に対して、自分の唇をなめさせるなどわいせつな行為をしたという。
4人同時ではなく、1対1の状況を作って、犯行に及んでいたとしている。
男性教師は不同意わいせつの罪で起訴され、2024年10月に東京地裁で懲役3年6カ月の実刑判決を受け、11月に判決が確定し、失職した。
地方公務員法では、拘禁以上の刑を受けるなどした場合は、失職すると規定されている。
都教委はこの男性教師に退職手当を支給しておらず、被害児童の人権への配慮を理由に、男性教師の氏名や学校名を公表していない。
また、多摩地域の小学校に「主幹教諭」として勤務していた46歳の男性教師は、2024年1月、駐車場に止めた車の中で、勤務していた小学校を卒業した女子生徒の胸を直接触るなどしたとして、不同意わいせつの疑いで逮捕・起訴された。
2025年6月、懲役2年執行猶予4年の有罪判決を受け、判決が確定したため失職した。都教委によると、退職金は支給されていない。
都教委は、この件についても、被害生徒の人権への配慮を理由に、男性教師の氏名や学校名を公表しなかった。
さらに、多摩地区の中学校の35歳の男性教諭は、2023年8月に、ペンション内において女子生徒の陰部や胸を触るなどしたとして、不同意わいせつの罪で起訴された。
2025年6月、東京地裁で懲役2年執行湯よ3年の判決を受け、確定したため失職した。この教師にも退職金は支給されておらず、被害生徒の人権への配慮を理由に、氏名や学校名は公表されなかった(FNN)
梅村拓斗(27)江戸川区立小学校教諭
令和6年2月20日から令和7年2月14日までの間に、拾得した鍵を使用する
などして、住居に侵入したことにより、住居侵入で起訴され、同年5月26日、東
京簡易裁判所において、懲役1年6月、3年間執行猶予の判決を受け、同年6月10日、同判決が確定した。
山口嘉恵(60)八王子市小学校主任教諭
令和6年7月19日、薬局において、化粧品等21点計36,569円相当を窃
取した。また、同年8月30日、衣料品店において、Tシャツ等8点を窃取した。さらに、同年10月28日、スーパーマーケットにおいて、牛乳2本等17点計 4,365円相当を窃取した。
(25/10/8 東京都教育委員会 教職員の服務事故について より)
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