運動部の顧問を務める県立高校の教諭2人が、それぞれ部員の保護者から預かった金を着服したり、不適切に金銭を請求したりしていたとして、県教育委員会は免職と停職の懲戒処分にしました。
このうち懲戒免職となったのは県立高校の宮川剛教諭(57歳)です。
県教育委員会によりますと、宮川教諭は顧問を務める運動部で、昨年度までの3年間、外部指導者に渡すガソリン代などとして保護者会から預かっていた現金あわせて80万円を着服していたということです。
さらに遠征の宿泊費などの補助を県スポーツ協会から受けていたにも関わらず、学校や保護者会に二重に請求し31万円余りを不正に受け取っていたということです。
一方、別の県立高校の50代の男性教諭は、停職3か月の懲戒処分を受けました。
男性教諭も県スポーツ協会から補助を受けた遠征の宿泊費を部員の保護者などに二重に請求しあわせて6万5000円余りを不正に受け取っていたということです。
この教諭は、ほかにも部費を不適切に支出したり、手当を不正に受け取ったりしていたということです。(25/5/23 NHK) 
教諭が関係者からガソリン代の未払いを指摘され、着服を認めた。(産経新聞)
発表によると、この教諭は2021~23年度の3年間、保護者会から預かった外部指導者5人分のガソリン代計80万円を着服し、領収書を偽造した。
22、23年度には、遠征の宿泊費などを県スポーツ協会などに二重請求し、31万3252円を不正に受け取った。
県立高校の運動部顧問の男性教諭(50歳代)は停職3か月とした。部活動で使用する大型タイマーの購入資金に充てるため遠征の宿泊費を二重請求して6万5900円を不正に受領したほか、勤務校と関係ない指導に使った施設の使用料など3万8076円を部費から受け取った。
戒告とした大分市立小の男性教諭(40歳代)は、23年2月~24年1月、SNSで、面識のない複数の投稿者に対して不適切な投稿を複数回行った。
侮辱罪で書類送検されたが、名古屋、京都の両地検が不起訴としたという。(読売新聞)
県立高校の50代の男性教諭は去年、前任校の教え子の国際大会出場を応援する横断幕の作成費用など3万8000円あまりを勤務校の部費から支出していました。
このほかにも遠征時の宿泊費を二重請求したり、部活動の特殊勤務手当を不正に受給したりして停職3カ月の処分を受けました。(大分放送)