広島市の公立小学校に勤務する男性校長が、教員らでつくる研究会の口座からおよそ114万円を横領したとして、市の教育委員会は校長を10日付けで懲戒免職にしました。
懲戒免職となったのは広島市安佐南区の毘沙門台小学校の岡本達朗校長(59)です。
岡本校長は、教員らの資質向上を目的とした研究会の会計担当を務めていて、去年5月から9月までの間、管理していた口座から26回にわたり、現金およそ114万円を横領しました。
今年1月下旬、研究会の複数の部会から、「活動に使う分配金が振り込まれていない」という問い合わせがあり発覚。(25/2/10 TSS)
市教育委員会によりますと、校長は、県内の小学校の教員らで作る任意団体「広島県小学校教育研究会」で会計担当を務めていて、去年5月から9月までの間に、団体の預金口座からあわせて113万円余りを計26回に分けて引き出し、横領したということです。
この団体は、下部組織である部会に分配金を支払うことになっていますが、支払われていないとの問い合わせが部会の担当者から事務局長にあり、1月に横領が発覚しました。
教育委員会の調べに対して校長は横領を認めた上で、競輪やパチンコに使ったとして「校長としても人としてもやってはいけないことをしてしまい、いろいろな人や団体に迷惑をかけ申し訳ない」と話しているということです。
横領分はすでに全額を弁済したということで、団体は刑事告訴はしないとしています。(NHK)
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