生徒の検定試験の受験料を横領したとして逮捕・起訴された元講師の男が、合格証書を偽造した疑いでも逮捕されました。
長谷山峻之容疑者(33)は2023年12月から2024年4月までの間、講師として勤務していた愛知県立半田農業高校の生徒が受験した検定試験で、合格証書52枚を偽造し、生徒に渡した疑いが持たれています。(25/2/3 東海テレビ)
半田市の農業高校に勤務していた33歳の教諭が、おととし、学校で実施したビジネス文書の作成能力などをはかる民間の試験で、生徒から集めた受験料、およそ10万円を着服したとして業務上横領の疑いで警察に逮捕されました。
逮捕されたのは、愛知県内の県立高校で勤務する長谷山峻之容疑者(33)です。
警察によりますと、長谷山容疑者は、おととし、当時、勤務していた半田農業高校で、学校で実施したビジネス文書の作成能力などをはかる試験で、生徒から集めた受験料およそ16万円のうち、およそ10万円を着服したとして業務上横領の疑いが持たれています。
長谷山容疑者は、当時、試験に関する事務を担当していてのべ196人分の生徒の受験料を受け取っていましたが、のべ74人分を試験の運営側に支払い、残りは着服していたということです。
発覚を免れるため、問題用紙をコピーして生徒に解答させていて、のべ61人が合格点に達していたにも関わらず合格できなかったということです。
すでに別の学校に異動していて、後任の教諭が不正に気づいたということで、警察が詳しいいきさつを調べています。
愛知県教育委員会は「合格点に達していた生徒については、追加合格してもらえるよう主催団体に救済措置を求めて認められた。教諭については厳正な対応を検討している」とコメントしています。(25/1/14 NHK)
長谷山容疑者は生徒196人分の受験料として16万円を集めましたが、協会に受験者数を74人分に減らして申告し、足りない問題文はコピーして生徒に配布し、合格証書も偽造していたとみられています。
そのため自己採点では107人分の答案が合格点に達していましたが、実際に受験資格があったのは46人分だけで、61人分は資格がなかったということです。
長谷山容疑者は、警察の調べに容疑を認めているということです。警察が余罪を調べています。(CBC)
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