29日、福岡市西区のスーパーで、別の商品にはられていたバーコード付きの半額シールを使って、商品を安く購入した詐欺の現行犯で、58歳の中学校講師の女が逮捕されました。
福岡県警・西警察署によりますと、29日午後7時半ごろ、福岡市西区豊浜のスーパーマーケットで、別の商品からはがしたバーコード付きの半額シールを1パック421円の魚の切り身にはり付け、セルフレジで不正に精算する女を、店内を見回っていた女性保安員が発見しました。
女がそのまま店を出ようとしたところ、女性保安員が「支払いがおかしいですね、シールの事ですけど」と声をかけたところ、女は「マイバックの中で別の商品の半額シールがはり変わっただけ」とはりかえ行為を否定しましたが、女性保安員がその場で現行犯逮捕したということです。
現行犯逮捕されたのは、福岡市早良区に住む県内の市立中学校の講師、阪根啓子容疑者(58)です。
警察によりますと、阪根容疑者はまず、214円の半額シールがはられた商品を2つ購入した上で、商品から半額シールをはがし、すでに半額になっていた1パック421円の魚の切り身2パックにはって購入しました。
その後も同じ方法であわせて6パックを購入し、差額の1243円を騙しとった疑いが持たれています。
わずか10分の間に、同じ半額シールを使って3回に分けセルフレジで精算していたということです。
警察の調べに対し、阪根容疑者は「値引きシールをはりかえて購入したのは4つ。店員がシールをはり忘れていると思い、自分ではっただけ」などと、容疑を一部否認しているということです。(24/12/29 TNC)