横浜市の小学校の校長が、PTA活動の協力費や補助金などを巡り、100万円を超える不正経理を行ったとして懲戒免職処分を受けました。
懲戒免職処分を受けたのは横浜市戸塚区にある下郷小学校の加藤雅司校長(59)です。
市教育委員会によりますと、加藤校長は3年前からことしにかけて、地域の協力活動への委託金やPTA活動の協力金、それに補助金などの会計処理を巡り、領収書を改ざんしたり虚偽の報告書を作ったりして、あわせて109万円余りの不正な経理処理を行ったということです。
委託金を年度内に使い切ったようにみせかけるために嘘の報告書を作ったり、PTA会長の名義で勝手に銀行口座を作ったりしていたということです。
さらに出張旅費を二重請求するなどの私的な流用も確認されたとしています。
校長は聞き取りに対して不正な処理を認め、「あとで使い切って帳尻が合えばいいと思った」などと話したということです。
去年不正経理の疑いがあるのが発覚し、加藤校長はことし3月から小学校には出勤しておらず、別の校長が勤務しています。(24/6/7 NHK)
ずさんな管理状況が発覚するのを防ぐため、領収書の日付を改ざんするなどしていたという。市教委は県警に告訴する準備を進めている。
市教委によると、前校長は2020年4月に着任し、21年度に副校長の担当だった経理事務を自身で担う形に変更。市から年度ごとに20万円交付される「幼保小連携推進地区事業補助金」がほぼ未使用だったにもかかわらず、当該年度に使い切ったように見せかけるなどしていた。
学校で管理している公金を私的な支払いに充てたり、交通費を二重計上して受け取ったりもしていたという。学校図書の助成金6万円は使途不明となっている。
市は昨年10月の監査で事案の一部を把握し、今年3月に不適切処理の概要を公表した。その時点で前校長は現場を離れていた。(カナロコ)
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