福島県教育庁は、未成年の女性にわいせつな行為をした郡山市の小学校の65歳の男性教諭と、学校の資金を横領したいわき市の中学校の26歳の女性職員を22日付けで懲戒免職にしたと発表しました。
県内の教職員の懲戒処分は今年度20人に上り、異常な事態となっています。
22日付けで懲戒免職の処分を受けたのは、郡山市立富田西小学校の荒井宣男教諭(65)と、いわき市立湯本第三中学校の工藤湖主事(26)の2人です。
県教育庁によりますと、荒井教諭は先月下旬、女性が18歳未満であると知りながらわいせつな行為をしたということです。
県の聞き取りに対し、「大変申し訳ないことをしてしまった」などと話し、認めているということです。
また、工藤主事は去年10月から先月にかけて、支払いのために金融機関から引き出した学校の給食費などの資金105万円余りを自宅などに保管し、このうち、およそ67万円をコンサートのチケット代や自宅の家賃などに使ったということです。
聞き取りに対して、「生活費がギリギリで使ってしまった」と話し、横領を認めているということです。
このほか、部活動の指導の際に体罰や暴言をはいた県中地区の県立高校の40代の男性教諭と、
車検などが切れていた状態で自家用車を運転していた別の県中地区の県立高校の50代の男性教諭がそれぞれ戒告の懲戒処分を受けています。(24/3/22 NHK)
県教委によると、荒井教諭は2月下旬ごろ、18歳未満だと知りながら少女にわいせつな行為をしたとされる。
工藤主事は昨年10月~今年2月、出金した計約105万円を自宅に保管し、うち約67万円を家賃の支払いやコンサートのチケット代などに充てたとしている。既に全額弁済したという。(産経新聞)