県教育委員会は、県立高校の教員らで作る任意団体で、不正な会計処理を行いあわせて40万円あまりを横領したとして、県立高校の56歳の主幹教諭を16日付けで懲戒免職の処分にしました。
懲戒免職になったのは、県立鳥取緑風高校の中尾和貴主幹教諭(56)です。
中尾主幹教諭は、県立鳥取商業で勤務していた平成30年度から令和元年度にかけて、県内の高校で「商業」を教えている教員などで作る任意団体「鳥取県商業教育研究会」の会計を担当していました。
県教育委員会によりますとこの間、中尾主幹教諭は、自身が県外に出張したときの旅費を二重に受け取ったほか、架空の出張旅費を請求するなどして、あわせて41万9900円を横領したということです。
ことし研究会が行った調査で横領が発覚したということで、中尾主幹教諭はすでに全額を返金しましたが、県教育委員会の調べに対し「当時のことはよく覚えていないが、戻さないといけないものは戻さなければならない」と話しているということです。(22/11/16 NHK)
主幹教諭は同高に勤務した2018~19年度、県教委から出張旅費を受け取ったにもかかわらず研究会から二重取りした。架空の視察で旅費名目の金銭を得たりもした。
当時、研究会の実質的な会計責任者を務め、研究会関連で出張した他の教員の旅費を支払わず横領する不正もあった。
主幹教諭が20年度に異動した後、研究会の内部で会計や旅費を調べ直して発覚した。既に全額を返済しているため刑事告訴はしない。
主幹教諭は「多忙で戻し忘れていた」などと話しているという。
県教委は異動後2年以上たち、指摘するまで返済がなったとして横領と判断した。
22年度に入って県教委の懲戒処分は3件目(山陰中央新報)
男性教諭は、自分の出張旅費を県と研究会から二重に受け取ったり、別の教職員の旅費を本人に渡さないなどを17回繰り返していました。
男性教諭は、「戻し忘れた」「よく覚えていない」などと、話していて、全額を返済したということです。(BSS)
コメント