自宅で大麻を栽培したとして、大阪府警港署は1日、大麻取締法違反の疑いで、奈良県立高校の非常勤講師、岩谷祐之(すけゆき)容疑者(44)=同県天理市三島町=を逮捕した。
同署は認否を明らかにしていない。
岩谷容疑者は自宅で血を流して倒れているのが見つかり、入院中に何者かが大麻を持ち去った形跡もあることから、同署は組織的な犯行の可能性もあるとみて慎重に調べる。
逮捕容疑は5月下旬、当時住んでいた大阪市港区のマンションのベランダで大麻草(11本)を栽培したとしている。
同署によると、5月29日未明、マンションの住人から「男が部屋の外で暴れている」などと110番があり、駆け付けた署員がエレベーターや階段に血痕があるのを発見。血は岩谷容疑者の部屋に続いており、室内で頭から血を流している岩谷容疑者と、乾燥大麻のようなものが入ったポリ袋や大麻草の加工に使う道具などが見つかった。岩谷容疑者は一時、入院した。
同署は30日に部屋を家宅捜索。ベランダで大麻草を植えたプランター3つを発見したが、ポリ袋はなくなっていた。何者かが持ち去った可能性が高いという。
奈良県教育員会によると岩谷容疑者は今年4月から週に1回、音楽を担当。(22/9/2 産経新聞)
奈良県立高校非常勤講師
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