落石事故のためJR飯田線の無人駅に滞泊していた列車の中から表示器などを盗んだとして、私立高校教師の男(25)が逮捕・送検されました。
窃盗の疑いで逮捕・送検されたのは、静岡県焼津市の私立高校教師、秋山大輝容疑者(25)です。
警察によりますと秋山容疑者は、今月1日から5日までの間に、愛知県新城市にあるJR飯田線の三河槙原駅で列車の中から行き先を示す表示器2台や、運転席の速度計など(時価総額約194万円相当)を盗んだ疑いがもたれています。
駅を管理するJR東海から警察に届出があり、被害が発覚しました。
飯田線では5月31日に湯谷温泉駅から三河槙原駅の間で大規模な落石事故があり被害にあった列車は駅に留め置かれる「滞泊中」でした。三河槙原駅は無人の「秘境駅」として鉄道ファンの間でも人気を集めています。
警察の調べに対し秋山容疑者は「弁護士の先生と話すまで何も言うことができません」と認否を留保しているということです。
警察は、余罪や動機などについても詳しく調べています。(22/6/20 メ~テレ)
警察が秋山容疑者の自宅を家宅捜索したところ、列車に関連する部品約200点が押収されたということです。
名古屋市内でも同様の被害が複数確認されているということで、警察は、秋山容疑者が盗みを繰り返していたとみて、調べています。(中京テレビ)