>女子高生の裸撮影疑いで逮捕、日大ボクシング部の男(23/11/17 産経新聞)
危機管理の常識を無視し、迷走を重ねた日本大学執行部の現状は、極めて深刻だと言わざるを得ない。体制を立て直し、不祥事の連鎖を食い止めなければならない。
日大アメリカンフットボール部員による違法薬物事件を巡り、大学側の対応を検証してきた第三者委員会が報告書を公表した。
日大には昨年秋以降、部員の大麻使用を疑う情報が何度も寄せられていた。今年7月にようやく大学側が部の寮を調べて植物片を見つけたが、沢田康広副学長は「自首を待ちたい」として12日間にわたり、手元で保管していた。~(23/11/1 読売新聞)
日本大学アメリカンフットボール部の学生寮で大麻と覚醒剤が見つかり、現役部員が麻薬取締法違反の罪で起訴された事件で、ほかにもアメリカンフットボール部の現役部員9人が警視庁の任意の事情聴取の対象となっていることが大学への取材でわかりました。  (23/9/14 NHK)
今回の逮捕劇により、これまで口をつぐんでいた人々が少しずつ語り始めている。日大と関わりが深い、アメフト関係者が話す。
「いまから8年ほど前、日大の系列校で、東京・桜上水にある日大櫻丘高校で事件が起きていたのです。
当時、日大のアメフト部は以前より弱くなってしまっていて、系列校のアメフト部に優れた選手がいれば、確実に日大へ進学させようと躍起になっていました。そんなとき、櫻丘高校のアメフト部の有望な選手が慶応大学への進学希望を出した。それに対して、日大の上層部が激怒したのです」
当時の櫻丘高校アメフト部員の保護者が振り返る。
「ウチの息子は高校2年生でした。それまで櫻丘高校のアメフト部は下高井戸にあるグラウンドを使用していたのですが、その使用権が日大から急に剥奪されてしまったのです。それから部員たちはテニスコートや、ときにはコンクリートの上など、酷(ひど)い環境でしか練習できなくなってしまった。 慣れない環境で練習したことで、顔面の複雑骨折という大ケガをしてしまう選手も出たほどでした。グラウンド使用禁止は少なくとも2年間は続きました。櫻丘高校は関東大会の常連で強豪だったのですが、この事件を機にあっという間に弱体化してしまったのです」
当時、この「猛烈圧力」を主導していたのは日大アメフト部元監督の内田正人氏だという。~
前出・アメフト関係者が語る。「この櫻丘高校のグラウンド使用禁止事件は、田中氏の威光をバックに内田氏が動いていました。
このとき、日大鶴ヶ丘高校のアメフト部の監督だったYさんがそんな状況を見かねて、櫻丘高校の部員たちに鶴ヶ丘高校のグラウンドを使わせたことがあったのです。それが日大上層部には『自分たちに歯向かった』と映ったようで、その後、Yさんはアメフト部がない地方の系列校に左遷されてしまった。Yさんについては日大から『日大OBに指導することも禁じる』という異例のお触れまで出されたほどでした」~(21/12/12 フライデーより)
日本大学付属板橋病院を巡る背任事件で、逮捕、起訴された医療法人前理事長から受け取った現金などを申告せず、所得税約5300万円を脱税したとして、東京地検特捜部は29日、所得税法違反容疑で日大理事長の田中英寿容疑者(74)を逮捕した。~
逮捕容疑では、関係業者らから受け取ったリベート収入を除外するなどし、2018年と20年分の所得税計約5300万円を脱税したとされる。
関係者によると、特捜部の調べに田中容疑者は「金は受け取っていない」として、脱税容疑を否認。これまでの複数回の任意の事情聴取にも「不正には関与しておらず、金は一切もらっていない」などと主張していた。
日大側はこれまでの取材に「田中理事長の自宅から1億数千万円が見つかった」と認める一方、「理事長の妻が経営するちゃんこ屋の利益や理事長の役員報酬などの個人的な財産で、税務申告は適切に行っていると聞いている」と説明していた。
田中容疑者は1969年に日大経済学部を卒業後、同大に勤務。理事などを経て2008年に理事長に就任した。日本相撲連盟副会長や日本オリンピック委員会(JOC)副会長なども歴任した。~(21/11/29 東京新聞)
~指定暴力団・六代目山口組の司忍組長と田中容疑者のツーショット写真が週刊誌で報じられるなど、スキャンダルが多かった。
それでも日大を牛耳り、相撲を通してJOCの副理事長、国際相撲連盟会長まで務めた。
東京五輪・パラリンピックの招致が決まった後、JOC幹部が「田中容疑者が副理事長でいれば、ヤクザオリンピックかと言われかねない」と頭を抱えていた。
それほど田中容疑者のスキャンダルは問題視されていた。
田中容疑者が親しくしていたのが、戦後最大の経済疑獄、イトマン事件で逮捕された「闇のフィクサー」と呼ばれた、許永中氏だった。~(21/11/29 アエラより)
日本大学付属病院の建て替え計画を巡り、日大資金を流出させたとして逮捕された元日大理事の井ノ口忠男容疑者(64)らが、付属病院で使う医療機器の調達でも日大に2億円近い損害を与えたとして、東京地検特捜部は27日、井ノ口容疑者と、大阪市の医療法人「錦秀会」前理事長・籔本雅巳容疑者(61)を背任容疑で再逮捕した。
井ノ口容疑者は否認しているが、籔本容疑者は一連の背任容疑を認めたという。~
特捜部は27日、板橋病院の建て替えに伴う設計業務契約を巡り、昨年8月上旬、都内の設計会社を介して医薬品関連会社に2億2000万円を送金したとする背任罪で両容疑者を東京地裁に起訴した。
井ノ口容疑者は2億2000万円の送金直後、知人に売却した会社名義で籔本容疑者側から6600万円を受領したとされるが、これとは別に、医療機器の調達を巡っても同様の方法で約2700万円を受領した疑いがあるという。
特捜部は、いずれも日大資金の流出先となった籔本容疑者側からの「謝礼」とみている。
一方、籔本容疑者は2億2000万円が送金された2日後、田中英寿・日大理事長(74)に3000万円を提供したほか、3年間で少なくとも数千万円を提供したと供述しており、特捜部が授受の有無や趣旨などを慎重に調べている。田中理事長は特捜部の任意の事情聴取に対し、籔本容疑者からの現金の受領を否定したという。
日大を巡る一連の事件は、特捜部が昨年10月に公正取引委員会と合同で捜索を行った独立行政法人「地域医療機能推進機構」(東京)の医薬品発注を巡る談合事件が端緒となった。~(21/10/28 読売新聞)
日本大は6日、アメリカンフットボール部OBの井ノ口忠男理事が4日付で辞任したと発表した。
大学当局は理由は公表していないが、大学関係者によると、同氏は悪質タックルの指示について選手らに「口封じ」を図ったとされる。関係者は同氏が「軽率な行為で大学の信用を傷つける結果になった。責任を取って辞任する」との旨を申し出たことを明らかにした。
大学関係者によると、井ノ口氏は日大が100%出資する関連会社「日本大学事業部」の幹部も辞任し、大学関係のすべての職から退いた。
事業部は内田正人前監督が役員を務め、後輩の井ノ口氏は近い関係だった。~ (18/7/7 毎日新聞より)
~、米・大手ニュースメディア「デイリー・ビースト」が「ヤクザ・オリンピック」なる記事を配信した。
JOC副会長という要職にある田中英寿・日本大理事長が住吉会・福田晴瞭会長と肩を並べている写真がドーンと掲載され、こういう人物が要職にある「東京オリンピック」では、ヤクザにも「おもてなし」があるんじゃないの、とケチをつけているのだ。
日本のスポーツ紙は、「米メディアが衝撃報道」なんてわざと驚いてみせているが、実は田中理事長のこの手の話題は、新聞・週刊誌記者の間ではかねてよりささやかれていた。
日大でも前理事長時代の特別調査委員会で、暴力団との関係を追及されている~(14/3/4 ITmedia ビジネスオンラインより)