4年前、横浜市内の学習塾で教え子だった当時、高校3年生の女子生徒の体を無理やり触ったとして強制わいせつの罪に問われた39歳の男性に対し横浜地方裁判所は、「教え子の証言の信用性に疑問があり、行為があったと認めるには合理的な疑いが残る」などとして無罪を言い渡しました。
横浜市戸塚区の個別指導の塾で講師を務めていた39歳の男性は、4年前の10月、教室で教え子だった当時、高校3年生の女子生徒の胸を無理やり触ったとして、強制わいせつの罪に問われました。
裁判で男性は、「わいせつな行為は一切していない」などと主張していました。
10日の判決で横浜地方裁判所の菅野裕希裁判官は、「ほかの生徒はこの塾では、講師が個別ブースの中で隣に座って指導することはなかったと話している。被害を受けたとされる時期について生徒の証言が変遷するなど信用性には疑問がある」などと指摘しました。
そのうえで「生徒の証言に基づいて講師がわいせつな行為をしたと認めるには合理的な疑いが残る」として無罪を言い渡しました。(24/12/11 NHK)
10日の判決で菅野裕希裁判官は、当時指導中の教室に他の生徒もいた可能性が高いことから「状況からして不自然」と指摘。
また生徒の供述の一貫性に問題があることなどから、「生徒の供述が信用できるとは言い難く、合理的な疑いが残る」として、無罪判決を言い渡しました。(tvk)
横浜市戸塚区の塾で1対1の授業中に女子生徒の体に触るなどのわいせつな行為をしたとして、県警は講師の36歳の男を逮捕しました。
準強制わいせつの疑いで逮捕されたのは、横浜市戸塚区に住む塾講師、高坂登容疑者です。
県警によりますと、高坂容疑者は去年11月からことし1月にかけて戸塚区内の学習塾で、当時高校3年だった教え子の女子生徒に対し、授業中に抱きついたり、服の上から胸を触ったりするなどのわいせつな行為をした疑いが持たれています。
当時、高坂容疑者と女子生徒はパーテーションで区切られた部屋での1対1の個別指導中だったということです。
女子生徒の父親から相談を受け、県警が女子生徒から事情を聴くなどして調べていました。
調べに対し、高坂容疑者は「ないとしか言いようがない」と話し容疑を否認しているということです。(21/11/22 tvk)