群馬県教育委員会は、下着を盗んだとして中学校の男性教諭を免職にするなど、3人の教員を21日付けで懲戒処分にしました。
このうち、懲戒免職処分を受けたのは、太田市の宝泉中学校に勤める亀山倫路教諭(39)です。
県教育委員会によりますと、亀山教諭はことし5月の夜に、自宅近くのアパートの敷地に侵入し、部屋をのぞいてるところを近所の住民から通報され、警察が亀山教諭の自宅を家宅捜索したところ、女の子の下着などが30枚以上見つかったということです。
亀山教諭は、警察の調べに対し、市内や大泉町のアパートのベランダに干してあったものを8年から9年ほど前に複数回、盗んだと話したほか、県教育委員会の調査に対しては、「下着に興味があり盗んだ。信頼を裏切り、申し訳なく反省している」と話しているということです。
また、東毛地域の中学校の35歳の男性教諭は、ことし7月までの7年9か月の間、運転免許が失効していることを知りながら無免許運転をしていたとして、停職6か月の処分にしました。 男性教諭はことし7月に帰宅途中に事故を起こし、無免許運転が発覚したということです。
さらに、中毛地域の中学校の36歳の男性教諭は、事前に申請をせずにことし7月から8月までの間にオンラインで自己啓発のセミナーを開催し、受講料として9万円あまりを受け取ったとして、減給3か月の処分としました。(20/12/21 NHK)
住居侵入容疑で警察から事情聴取を受けた(後に不起訴)。警察が自宅を確認した際、少なくとも女児用下着28枚と学校用水着2枚など計33枚があり、本人が「2011、12年ごろ太田市や大泉町で下着を4、5回盗んだ」と申し出た。数枚は購入したという。
窃盗罪の公訴時効は7年。学校人事課は「時間が経過しており被害者を特定できないようだ。現時点で刑事処分はない」とし、(1)本人が認めている(2)説明に整合性がある(3)被害品とされる物がある―ことから、県教委懲戒処分指針の「窃盗」に当たると判断した。
教諭は聞き取りに「女性の下着に興味があった。あるまじき行為。申し訳ない」と話したという。
県東部地域の男性中学教諭(35)は12年10月~今年7月に運転免許が失効したまま運転したとして、停職6カ月とした。
同月に自損事故で判明。同期間に引率で生徒を自家用車に数回乗せた。「更新に行けず、失効後に発覚したら職を失うと思った」と説明したという。
県中部地域の男性中学教諭(36)は無許可で兼業したとして減給3月(10分の1)の処分。
7、8月に教員と明かし、自己啓発系のオンラインセミナーを5回開き、受講料計9万3000円を受け取った。振込先に氏名表記があり、県教委に情報提供があった。「自分が受けたセミナーの良さを多くの人に広めたかった」と話したという。(上毛新聞)