羽曳野市の中学校の教頭が学生ボランティアに支払う謝礼を市に水増し請求し、115万円余りをだまし取っていたなどとして、大阪府教育庁は25日、この教頭を懲戒免職にしました。
懲戒免職になったのは、羽曳野市の市立中学校の里本勝彦 教頭(49)です。
大阪府教育庁によりますと、この教頭はおととし3月までの4年間、教頭を務めていた市内の別の小学校で、学生ボランティアの活動実績を水増しして、1日あたり1500円支払われる謝礼を市に請求し、115万円余りを過大に学生の口座に振り込ませたということです。
そして学生に対しては、「多めに振り込まれている」とか、「学校の経費が誤って振り込まれている」などとうその説明をして、現金で自分に返すよう指示し、本来の謝礼分も含め100万円余りをだまし取ったということです。
教頭はだまし取った金については、「自分に対する教職員の評価を上げるため、歓送迎会でおごるなどして使った」と説明しているということです。(20/11/25 NHK)
謝礼は、市から直接ボランティアの口座に振り込まれていたが、里本元教頭は「学校の経費が誤って振り込まれている」などとウソをつき、金を引き出させていた。
教育庁の聞き取りに対し「何も言わなそうな人を狙った。自分への評価を上げるため、同僚におごったりしていた」などと着服を認めているという。
里本元教頭は、被害金の返還を進めていて、市は「刑事告訴はしない」としている。(読売テレビ)
大阪府によると教諭は、羽曳野市立小学校の教頭だった2014年からの4年間で、支援学級の生徒の介助や教員の補助などを行う、ボランティア事業に参加した大学生らへの謝礼金について、合計約115万円を市に過大に請求しました。(関テレ)