金融庁職員になりすまして芦屋市の80代の女性からキャッシュカードを偽物とすり替えて盗んだとして、大阪市の女の幼稚園教諭が逮捕されました。
逮捕されたのは、大阪市の幼稚園教諭、乾果音容疑者(22)です。
警察によりますと、乾容疑者はことし7月、金融庁職員を装って芦屋市の80代の女性の自宅を訪れて、「あなたのキャッシュカードが不正に使われている。キャッシュカードを専用の封筒に入れる必要がある」などといって、女性にカード5枚を封筒に入れさせて、偽物を入れた封筒とすり替えて盗んだ疑いが持たれています。
女性の2つの口座からあわせて46万円余りが引き出されたことから、女性は被害届を出したということです。
警察によりますと、乾容疑者はことし8月、岡山県内で、同じような手口で70代の女性からカードを盗もうとしたとして岡山県警に逮捕され、スマートフォンに芦屋市周辺の地図や指示役とのやりとりが残っていたことから、兵庫県警が調べを進めていました。
調べに対し、「ホストに通うお金がほしかった」と供述し、容疑を認めているということです。(20/10/15 NHK)
女はことし7月、別の共犯者と共謀し芦屋市の80代女性の家に「あなたのキャッシュカードが不正に利用されている。警察と金融庁が合同捜査している」と電話。
その後、女が金融庁職員を名乗って女性の家を訪れ、キャッシュカード5枚を預かって封筒に入れて見せ、用意していた別の封筒とすり替えてカードを盗んだ疑いが持たれています。
警察によると、女はその際に暗証番号も聞き出していて、銀行のATMで女性の口座から46万円あまりを引き出していたということです。(関テレ)
倉敷署は9日、窃盗未遂の疑いで、大阪市城東区、私立幼稚園教諭の女(22)を現行犯逮捕した。
逮捕容疑は複数で共謀して同日、倉敷市の女性(74)に警察官を装って電話し「口座から現金が不正に引き出されている」「金融庁の職員を向かわせるので封印の手続きを」などとうそを言い、女性方を訪れてキャッシュカード4枚を別のカードとすり替えて盗もうとした疑い。
同署によると、電話を不審に感じた女性の通報で「だまされたふり作戦」を行い、カードを取りに来た容疑者を逮捕した。
容疑を認めている。特殊詐欺グループの金品回収役とみて調べている。(20/8/10 山陽新聞)