10歳代の少女2人を誘拐してわいせつな行為をしたとして、わいせつ誘拐、逮捕監禁などの罪に問われた静岡県沼津市の市立中学校元教頭山本英仁被告(53)に対し、静岡地裁沼津支部(菱田泰信裁判長)は15日、懲役12年(求刑・懲役16年)の判決を言い渡した。
判決によると、山本被告は2020年9月、沼津市内で少女を車に乗せ、身動きができないようにして山小屋へ連れて行き、無理やりわいせつな行為をした。
17年8月にも、熱海市内で別の少女を同様に誘拐し、わいせつな行為をした。(21/3/15 読売新聞)
~山本の自宅近所の住人によると、「山本さんの家は元々教育者一家。奥さんだけではなく、もう亡くなっているおじいちゃん(山本の父)も教師で、校長先生までやった。この地区でも区長を任されて信頼されていました。
おばあちゃん(山本の母)も昔、小学生向けの学習塾をやっていました。
山本さん夫妻には子どもが3人いて、上から女、男、男。長女は大学生で、一番下はまだ中学生くらいかな」~(21/4/2 デイリー新潮)
2人の少女をわいせつ目的で誘拐した罪などに問われている沼津市の中学校の教頭の53歳の男の初公判が開かれ、男は起訴内容を認めました。
沼津市の中学校で教頭を務める富士市の山本英仁被告は、わいせつな行為をしようとして▼ことし9月、沼津市で当時10代の少女を車に乗せて誘拐したほか、▼3年前の8月にも、別の当時10代の少女を車で誘拐した罪などに問われています。
静岡地方裁判所沼津支部で開かれた初公判で、山本被告は「間違いありません」と述べ、起訴された内容を認めました。
検察は、冒頭陳述で、山本被告がことし9月、少女を待ち伏せして「荷物を運ぶのを手伝ってほしい」と声をかけ、レンタカーで山中の山小屋に連れて行き、動画で撮影し、口止めをしたなどと指摘しました。(20/12/21 NHK)
さらに、沼津市内の事件では、レンタカーに偽造のナンバープレートを貼り付けて待ち伏せ、レンタカーを返却する間に自身が管理する山小屋のコンテナケースに少女を閉じ込めたとした。熱海市内の事件では、児童相談所で担当していた少女に、「お母さんの了解を取っている」などと言って車に誘い込んだことや、車内を目張りしていたことを明らかにした。(読売新聞)
静岡地検沼津支部は7日、静岡県富士市森島、沼津市立中学校の教頭山本英仁被告をわいせつ目的誘拐と逮捕監禁などの罪で静岡地裁沼津支部に起訴した。
起訴状によると、山本被告は2017年8月2日頃、熱海市内で当時10歳代だった少女をわいせつ目的で車に乗せて誘拐し、車内で少女の口に粘着テープを貼り付けた上に両手両足をロープで縛るなどし、車内から脱出できなくするなどしたとされる。
地検沼津支部は10月、山本被告を最初に起訴した事件について、「被害者保護」を理由に起訴事実と罪名を示さなかった。7日に一転して明らかにしたこの事件の起訴状によると、罪名はわいせつ目的誘拐と逮捕監禁などで、今年9月28日、沼津市内で10歳代の少女をわいせつ目的で誘拐し、伊豆の国市などを移動する車中で、熱海の事件と同様の手口で少女を監禁したとされる。(20/12/8 読売新聞)
>沼津署は16日、わいせつ誘拐と逮捕監禁などの疑いで、沼津市の公立中教頭の男を再逮捕した。
逮捕容疑は2017年8月上旬ごろ、県東部で、10代女性をわいせつ目的で車に乗せて誘拐し、車内に監禁した疑い。同署は容疑者の認否を明らかにしていない。
同容疑者は10月4日、県東部で別の10代女性を車に乗せて誘拐し、車内に監禁した疑いで同署に逮捕された。静岡地検沼津支部が起訴したが、同支部は「被害者保護のため」として罪名や起訴内容を明らかにしていない。
同署によると、今回の事件は押収した証拠品の精査によって発覚したという。
>公的機関に出向中に女性の情報を入手していたことが16日、静岡県警への取材で分かった。同署は同容疑者が教員の立場を利用して犯行に及んだとみて捜査を進めている。
同容疑者は2017年8月上旬ごろ、県東部で、10代女性をわいせつ目的で車に乗せて誘拐し、車内に監禁したとして逮捕された。県警によると、当時は夏休み期間中で、同容疑者は勤務中だったとみられるという。(20/11/17 静岡新聞)
静岡地検沼津支部は23日、同県東部の10代女性を車に乗せ誘拐したとして、未成年者誘拐と逮捕監禁の疑いで逮捕された同県沼津市立中の教頭、山本英仁容疑者を起訴したと明らかにした。
ただ、同支部は「被害者の保護のため」として、罪名や起訴内容を明らかにしていない。
9月下旬に県東部で女性を車に乗せて誘拐し、車両内に監禁したとして静岡県警が10月4日に逮捕していた。(20/10/23 産経新聞)
いつまでも帰宅しない少女。心配した親は警察に通報し、周囲も心当たりを捜し回った。一緒にいたのは「生徒指導に熱心」と評判のいい公立中の先生だった。
「逮捕は何かの間違いではないかと思っている。生徒や保護者から絶大な信頼を集めていたあの先生に限って……」と、容疑者を知る男性は事件を信じられない様子。その先生は、静岡県沼津市立中学校の教頭・山本英仁容疑者。9月下旬に県東部に住む10代の少女を車に乗せて誘拐し、車内に監禁した疑いが持たれている。
「少女の話から関与が浮上し、未成年者誘拐と逮捕監禁の疑いで10月4日に逮捕、翌5日に送検された。警察は被害者が特定されるおそれなどがあるとして、少女との関係性や犯行の詳細、容疑を認めているかどうかも明らかにしていない」(地元記者)
少女の親から「娘が帰ってこない」と110番通報があり発覚。関係者によると、事件や事故に巻き込まれたのではないかと周囲が心配して行方を捜すなか、少女は歩いて無事帰宅したという。
年の離れた山本容疑者との接点はどこにあったのか。冒頭の男性は言う。
「山本容疑者は以前、少女が通う中学で教頭を務めていたことがある。少女にケガはなく、事件翌日も普段どおりに登校したと聞きホッとしている。誘拐目的が明かされていないが、やましくない事情があったのではないか。なにしろ、まじめで実直な先生だから」
教師歴は約30年。大学卒業後、美術教師の道を選んだ。
2000年には沼津市内の小学生による工作コンテストの審査員を務め、静岡新聞の取材に「子どもなりのこだわりや夢を感じる秀作が多い」と語っている。同年度、市教委の「教育研究奨励賞」の優良賞を受賞。
こうした生徒指導などの実績が認められ学年主任、教頭と駆け上がった。
今春、現在勤務する公立中に赴任したばかりで「もうすぐ校長だったのに」(学校関係者)というタイミングだった。
勤務校を遡り、複数の教え子から話を聞いた。「ほかの先生がジャージーなんかで通勤するなか、山本先生はいつもきちっとスーツ姿で、美術の授業もスーツでした。富士山の絵を描く授業があって、なかなかうまく描けないでいると、熱心に手伝ってくれたことを覚えています」と30代男性は振り返る。
別の30代男性は、逮捕のニュース映像で流れた容疑者を「少しやつれたように見えましたね」と言う。
「硬派で威勢のいい先生でしたから。生徒から悩みを相談されるようなタイプではなく、生徒とは一定の距離を保っているようすでした。生活指導担当として校則を見直す立場でもありました」(同男性)
やがて、人間性も丸みを帯びていったようだ。
「まじめに授業を受けなかったりすると厳しく叱られましたけど、誰にでもやさしくてみなから好かれていました。生徒が真剣に悩んでいると、ちゃんと話を聞いてくれましたよ」と20代男性。
一方、同県富士市の容疑者宅周辺でも「礼儀正しく謙虚な方」(近所の女性)などと評判がよかった。妻子がおり、両親とも同居している。
少女を車で連れ去った目的は何だったのか。
自宅を訪ねると、山本容疑者の母親が「お話しできないんです」と指でバツ印をつくりながら、「息子は悪いことをしていないと信じています」とだけ話した。
車中で、少女の相談に乗っていたとでも言うのだろうか──。(20/10/14 週刊女性)
静岡県富士市に住む53歳の教員が、10代の女性を誘拐して車に閉じ込めたとして、未成年者誘拐などの疑いで逮捕されました。
警察は捜査に支障があるとして認否を明らかにしていません。
逮捕されたのは富士市森島に住む教員、山本英仁容疑者(53)です。
沼津警察署によりますと、山本容疑者は先月下旬、県内に住む10代の女性を車に乗せて誘拐し、車内に閉じ込めたとして、未成年者誘拐と逮捕監禁の疑いが持たれています。
女性の保護者から「娘が帰宅しない」という通報を受けて警察が捜査したところ、山本容疑者の犯行の疑いが強まり、4日、逮捕したということです。
女性はすでに解放されていて、目立ったけがはなく、警察で詳しい状況を調べています。(20/10/4 NHK)
逮捕容疑は9月下旬、県東部で女性を車に乗せて誘拐し、車両内に監禁したとしている。(共同)
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