東日本大震災で児童が犠牲になった宮城県石巻市立大川小の遺族や、大阪教育大付属池田小(大阪府池田市)の校内児童殺傷事件の遺族を脅す内容の手紙を送ったとして、脅迫などの罪に問われた高知県の元小学校臨時講師近森公和被告(43)に、仙台地裁(江口和伸裁判官)は11日、懲役2年6月、保護観察付き執行猶予5年(求刑懲役2年6月)の判決を言い渡した。
検察側は論告で「被告は『遺族が民事訴訟や講演会を通し、一方的に小学校の先生の責任を追及している』と決め付け、怒りの赴くままに犯行に及んだ」と指摘。
弁護側は精神疾患が影響した可能性があるとして執行猶予付き判決を求めていた。(21/3/11 高知新聞)
19年前、大阪・池田市の大阪教育大学附属池田小学校で8人の児童が殺害された事件の遺族に対して文書で脅迫したとして、警察は別の脅迫事件で起訴された小学校の臨時講師の男を再逮捕しました。
再逮捕されたのは高知県香南市に住む小学校の臨時講師、近森公和容疑者(42)です。
警察によりますと、去年10月、大阪教育大学附属池田小学校に19年前の児童殺傷事件の遺族を名指しして文書を送り、「先生いじめをするなら制裁をくわえる」などと脅迫した疑いが持たれています。
近森容疑者は、東日本大震災の津波で犠牲になった宮城県石巻市の小学生の遺族を文書で脅したなどとして逮捕・起訴されていて、宮城と大阪の脅迫文書から検出されたDNAが一致したことなどから、警察は20日、再逮捕しました。
大阪教育大学附属池田小学校には去年からことしにかけておよそ20回にわたり、複数の遺族を脅迫する内容の文書が届いているということで、警察はいずれも近森容疑者が送ったとみています。(20/7/20 NHK)
逮捕容疑は昨年10月15日ごろ、遺族の名前を挙げて「先生をいじめるなら制裁を加える」などと記した文書を同校あてに郵送し、遺族を脅迫したとしている。
同課によると、消印は高知市内の郵便局で、差出人は「近藤洋一」という偽名だった。
同校には昨年5月ごろから約1年にわたり、「近藤洋一」を差出人とするはがきや封筒が届いていた。ほとんどが遺族を中傷する内容で、「生命をたたき潰す」といった文言も書かれていた。(産経新聞)
脅迫の疑いで逮捕された高知県香南市の小学校講師近森公和容疑者(42)の身柄は6日午後、仙台地方検察庁へ送られました。
近森容疑者は今年1月、宮城県石巻市の大川小学校の児童の遺族3人に対し、手紙で「殺害する」などと脅迫した疑いがもたれています。
高知県教育委員会によりますと、近森容疑者は今年4月から高知県南国市内の小学校で、特別支援学級の担任を務めていて、勤務態度に問題はなかったということです。
また、宮城県警と大阪府警などの共同捜査で近森容疑者は大阪府内でも類似の犯行を行っていた可能性があることが分かり、警察が全容解明を進めています。(20/6/6 TBC)
近森容疑者は、児童3人の遺族に「刃物で刺し殺す」などと書いた文書を郵送、脅迫した容疑を認めていて、警察は、余罪を追及することにしている。(仙台放送)
東日本大震災の津波で犠牲になった宮城県の児童の遺族を「殺す」などと文書で脅迫したとして、南国市の小学校で臨時講師を務める男が逮捕されました。
逮捕されたのは香南市に住む南国市の小学校の臨時講師、近森公和容疑者(42)です。
警察によりますと、近森容疑者は今年1月、震災の津波で74人の児童が犠牲になった宮城県石巻市の大川小学校の遺族3人の名前を挙げ、「殺す」などと書かれた文書を報道機関に郵送した脅迫の疑いが持たれています。
郵送物に送り主として本名は書いてありませんでしたが、報道機関が警察に通報し、捜査を進めた結果、近森容疑者が送ったことが分かったということです。
調べに対して近森容疑者は「間違いない」と容疑を認めているということで、警察は詳しい動機などを調べることにしています。
県教育委員会によりますと、近森容疑者は昨年度から県内の小学校で講師を務めていたということです。(20/6/5 NHK)
警察によりますと近森容疑者は、今年1月22日から23日にかけて、東日本大震災で犠牲になった石巻市立大川小学校の児童の遺族3人に対し、文書で「殺害する」などと脅迫した疑いがもたれています。
警察の調べに対し、近森容疑者は、「間違いない」と容疑を認めています。
警察によりますと、文書は高知県内の消印で、今年1月中旬に宮城県内の報道機関に偽名を使って送られていたということです。
高知県教育委員会によりますと、近森容疑者は、高知県内の小学校で、期限付き講師として勤務し、特別支援学級の担任を務めていたということです。(仙台放送)