大津地検は2日までに、女性教諭にわいせつな行為をしたとして、強制わいせつの疑いで逮捕された滋賀県草津市立小学校の元校長で団体職員男性(59)を不起訴処分とした。
地検は理由を明らかにしていない。1日付。
男性は昨年4月27日と7月22日、校長として勤務していた小学校で女性教諭の胸を触ったり、キスをしたりしたとして、今年5月に滋賀県警に逮捕された。(20/6/2 京都新聞)
草津市の小学校の元校長の男が、当時勤めていた学校の教員の女性に2回にわたりわいせつな行為をしたとして、強制わいせつの疑いで逮捕されました。
逮捕されたのは、湖南市に住む、団体職員の葛本茂樹容疑者(59)です。
警察などによりますと、葛本容疑者は草津市の小学校の校長をしていた去年4月と7月の2回にわたり、校内で部下にあたる教員の女性の体を触ったりキスをしたりするわいせつな行為をしたとして強制わいせつの疑いが持たれています。
ことし3月、女性教員の弁護士から告訴状が提出され、捜査を進めたということです。
警察は、葛本容疑者に話を聞くなどして当時の状況を捜査していますが、捜査に支障があるとして認否を明らかにしていません。
教育委員会はことし2月、この元校長の行為をセクハラと認定し、停職6か月の処分にしていましたが、女性のプライバシーに配慮するとして公表を控えていました。(20/5/12 NHK)
警察と滋賀県教育委員会によりますと、葛本容疑者は去年4月と7月の2回、当時校長を務めていた草津市立の小学校の校内で、20代の女性教諭の胸を触ったりキスをしたりするなどのわいせつな行為をした疑いがもたれています。
女性教諭が警察に届け出て発覚しました。
葛本容疑者は、この女性教諭に対して5回にわたりわいせつな行為をしたとして、滋賀県教育委員会から今年2月に停職6か月の懲戒処分を受けています。(MBS)
~捜査関係者によると、元校長は容疑を否認しているという。
逮捕容疑は、昨年4月27日午前11時半ごろと、7月22日午後3時半ごろ、同小で女性教諭=当時20代=の胸を触ったり、キスをするなどした疑い。
県教育委員会は今年2月、逮捕容疑の2件を含む5件の行為をこの女性教諭への「セクハラ行為」とし、元校長を停職6カ月の懲戒処分とした。
県教委によると、5件の事実関係を認め、同月に依願退職したという。
元校長から強制わいせつの被害を受けた女性教諭が、京都新聞社の取材に応じ、被害を周囲に訴えられるようになるまでの葛藤を打ち明けた。
職場のトップと部下の関係で続いたわいせつ行為。当初は波風を立てたくない思いもあり、「(被害認識は)私の自意識過剰なのか」と、正常な判断ができない状態に追い込まれたという。
元校長は、女性の仕事上のミスを対処すると、「貸しやで」と言い、ハグを求めるようになったという。次第に手を握ったり、職員室などで胸を触ったりするなど、行為はエスカレートしたという。
被害を訴えたら同僚に知られるかもしれない。「『あの子もあいまいな対応をしていた』と責められるのではないか」。相手は校長。「『私の自意識過剰で大ごとに受け取っているだけかもしれない』と心をねじ曲げていた」
1年半近く、周囲に訴えられない日々が続いた。「被害を言葉にするのが本当に嫌だった。被害をもう1回再確認してしまうから」と吐露する。身内に被害を知られることへの強い抵抗感もあった。
離れた場所にいる親しい元同僚たちに、かろうじて被害を口にすることができた。
同僚たちは親身に相談に乗り、「動かなければならない」と繰り返し説得し、背中を押してくれた。
被害を周囲に訴え、自責の気持ちを取り除くのには十分なサポートと時間が必要だった。「今は『ひどいことだったんだよ』と言って支えてくれる人がいるから、自信を持って闘いたいと思える」。同じような性被害を受けている人に、「なかなか踏み出せないと思うが、まず誰かに相談してほしい」と訴える。~(京都新聞)
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