千葉県警習志野署は21日、習志野市の大型ショッピングセンターや公共機関のトイレに個人を中傷する落書きをしたとして、器物損壊と建造物侵入の疑いで、船橋市立習志野台中の教諭小林裕一郎容疑者(47)を逮捕した。
「間違いありません。心の闇を晴らすためにやった」などと容疑を認めている。
逮捕容疑は昨年12月15日午後6時20分ごろ、習志野市の大型ショッピングセンターで、男子トイレの個室の壁に黒の油性ペンで個人を中傷する落書きをした疑い。
ショッピングセンターでは数年前から、複数名を中傷する落書きが数十件、続いていた。
捜査関係者によると、個室の壁やドア以外にも、乳幼児のおむつを替えるために設置されたベビーシートなどにも落書きされていたという。
小林容疑者の勤務先の生徒と同じ名前が書かれているのも確認しており、同署が関連と余罪に関して調べている。
習志野台中によると、小林容疑者は英語の教師で3年生のクラス担任をしていた。
関係者は「きちょうめんな性格で、粗暴な振る舞いは全然なく生徒とのトラブルはない」と説明。
いじめや体罰などを調べるアンケートでも苦情、相談はなく、同僚とのケンカ、口論などもなかったという。
習志野台中の関係者は「朝、警察から逮捕の報告があった。思いがけず、信じられない。3年生の担任だから、保護者や生徒からの要望があれば、もしかしたら悩んでいるところがあったかも知れないが、何とも言えない」とショックを隠しきれない様子だった。(20/1/21 日刊スポーツ)
調べに対し、小林容疑者は「過去にいい思い出がない」「そういう気持ちをはき出していた」と容疑を認めているということです。
警察は小林容疑者が数年前から少なくとも数十件、同様の落書きを繰り返していたとみて、余罪について調べを進めています。(TBS)
現場周辺では、スーパーなどのトイレで同様の内容の落書きが約3年前から100件以上見つかっていて、中には小林容疑者の勤務先の生徒の名前などを侮辱するような内容もあり、警察は関連を調べている。(NNN)