福岡県立八幡南高校のスポーツ推薦入試で便宜を図る見返りに、保護者から接待を受け商品券を受領したとして、受託収賄罪に問われた県立高教諭、本田竜大被告(40)=休職中=は30日、福岡地裁小倉支部であった初公判で「間違いありません」と起訴内容を認めた。
起訴状によると、八幡南高のサッカー部顧問だった平成27年8月、推薦入学を希望する男子中学生の父親から顧問枠での推薦を依頼され、飲食店で接待を受けた。
推薦した謝礼として28年3月にも接待され、10万円分の百貨店共通商品券を受領したとしている。(20/1/30 産経新聞)
高校の推薦入試をめぐり便宜を図る見返りに受験生の保護者から飲食接待を受けたなどとして福岡県警は2日、受託収賄の疑いで、同県立高校教諭、本田竜大容疑者=同県直方市=を逮捕した。
逮捕容疑は平成27年8月中旬、当時勤務していた県立八幡南高校で、受験生の保護者から推薦するよう依頼を受け、2万数千円相当の飲食接待を受けるなどしたとしている。
贈賄側は時効が成立している。(19/12/2 産経新聞)
警察によりますと、本田教諭は、北九州市の県立八幡南高校の教諭だった平成27年から翌年にかけ、高校のスポーツ推薦の入試で、特定の受験生を推薦するよう便宜を図る見返りに、受験生の父親から百貨店の商品券10万円分を受け取ったほか、あわせて5万円相当の飲食の接待を2回にわたって受けたとして、受託収賄の疑いが持たれています。
警察の調べに対し、本田教諭は「間違いありません」と容疑を認めているということです。
警察の調べによりますと、本田教諭は、サッカー部の顧問として部活動の推薦に関する業務を担当していて、サッカー部を目指して推薦入試を受験する生徒の合否に強い影響力があったということです。
受験生の父親は、贈賄罪の時効が成立しているということですが、任意の調べに対し自ら不正を働きかけたことを認めているということで、警察が詳しいいきさつを捜査しています。
教諭の逮捕を受けて、北九州市八幡西区にある県立八幡南高校の堀田義高校長は高校で報道陣の取材に応じました。
高校によりますと、本田教諭は、平成26年4月から平成30年3月までの4年間、保健体育の教諭として八幡南高校に在籍し、その間、サッカー部の顧問を務めていたということです。(NHK)
本田容疑者は、合否を決める立場にはありませんでしたが、警察は、サッカー部の顧問として受験結果に相応の影響力があったとみています。(FBS)
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