>スペインのバルセロナ日本人学校に国から校長として派遣されていた福島県の50代の男性校長が、先月、現地の学校関係者の女性に性的な発言を繰り返したなどとして県教育庁は24日付けで男性校長を停職12か月の懲戒処分にしました。
停職12か月の懲戒処分を受けたのは北塩原村の裏磐梯中学校の渡部恵志校長(54)です。
渡部校長は、去年4月から在職のまま、文部科学省から委嘱を受けてスペインのバルセロナ日本人学校に校長として派遣されていましたが、先月中旬、知人などと食事したあと、同席していた現地の学校関係者の成人女性と2人きりになり、「性行為をしよう」などとみだらな言動を繰り返したほか、女性の下腹部などを触ったということです。
女性はその日のうちに日本人学校に通報し、先月23日に文部科学省を通じて県教育庁に連絡があったということで、渡部校長は今月7日付けで国からの任を解かれて帰国し、現在は自宅で謹慎しているということです。
被害女性の国籍や年齢について県教育庁は「被害者の特定につながる」として明らかにしていません。
渡部校長は県教育庁の聞き取り調査に対し、「ビールをグラスで2杯ほど飲んでいたが記憶はあった。女性を深く傷つけ申し訳ないことをしてしまった」と話しているということです。(18/8/24 NHK)

>渡部校長は同日付で退職した。
県教育庁によると、渡部校長は7月中旬、バルセロナ市近郊で、被害女性を含む知人らと複数で食事し、ビールを飲んだ。
その後、女性と2人になった際に性交渉を誘う言葉を複数回掛け「肩をもんであげる」と腹部を触った。
女性が「やめてください」と拒み、当日の夜に学校に電話して発覚。県は8月7日付で渡部校長を解任し、帰国させた。
渡部校長は、県内で中学校校長などを経た後、2017年4月から派遣されていた。
「食事会の会話の流れから、そういう発言をした。被害女性を傷つけてしまい、大変申し訳ない」と話しているという。(共同)