>幼稚園教員の不足を改善する兆しがみられないなどとして、大阪府教育庁は27日、私立学校法に基づき、大阪市内で3園を運営する学校法人・住吉清水学園=森田一子(いちこ)理事長=に8月31日までに改善策を講じるように求める措置命令を出した。
府によると、3園では退職者が出るなどした5月以降、計17クラスで教員計5人が不足しているが、改善計画のとりまとめなどがされていない。
また、森田理事長らは府の補助金6780万円が交付された昨年度の法人会計で、冷蔵庫や洗濯機、車、ゴルフ用品など計約300万円分の物品を購入。
府が「公私混同した不適正な支出」と指導したにも関わらず、監査体制などを整備していないという。
住吉清水学園は、住吉区で清水幼稚園と遠里小野(おりおの)幼稚園、住之江区で加賀幼稚園を運営。5月時点で園児445人が在籍している。(18/7/27 産経新聞)

>大阪府が去年、この法人を調査したところ、女性の理事長と、副理事長を務める娘が、府の補助金が含まれている法人の運営費で自宅用の冷蔵庫や洗濯機を購入するなど、およそ300万円を私的に流用していたということです。
また、この法人では、4年前から「役員の指導が厳しい」などとして教員が次々に退職していて、ことしの5月からは、国と大阪府の配置基準に5人足りない状態が続いているということです。(NHK)