3年前、大阪・八尾市の認定こども園で、女の子2人の体を触ったとして強制わいせつの罪に問われた元保育士に対し、大阪地方裁判所は無罪の主張を退け、懲役2年の実刑判決を言い渡しました。
八尾市にある認定こども園の保育士だった和田敬之被告(32)は、3年前、5歳の女の子2人の胸などをプール遊びの着替えの際に触ったとして、強制わいせつの罪に問われました。
裁判で被告側は、「触るところを目撃したという同僚の証言は不自然な点がある」と無罪を主張していました。
9日の判決で、大阪地方裁判所の松本圭史 裁判長は、「同僚の証言に不合理、不自然な点はなく、話をあえてねつ造する必要もない」と指摘し、無罪主張を退けました。そのうえで「性犯罪の意味もわからない幼い子どもへの犯行で、健全な育成への影響が強く懸念される。1か月の間に2回の犯行を繰り返し、卑劣で悪質だ」と述べ、懲役2年の実刑判決を言い渡しました。
この認定こども園は、事件をきっかけに一時、休園し、転園を余儀なくされた園児の保護者たちが、園側と八尾市に賠償を求めて民事裁判を起こしています。(20/12/9 NHK)
>わいせつ事件で保育士が逮捕・起訴されたことをきっかけに休園した大阪府八尾市の認定こども園で保護者らが「転園を余儀なくされ、損害を被った」として、園の運営法人などを相手に裁判を起こしました。
訴えを起こしたのは、八尾市の認定こども園に子どもを通わせていた5組の保護者です。
この園では去年、当時保育士だった男が女子園児の体を触ったとして逮捕・起訴されました。
その後、他の保育士が次々と退職し今年4月に休園したため、園児約160人は転園を余儀なくされ、通園距離が約3キロメートル延びた園児もいるということです。
保護者らは「事件への対応を誤ったため休園に追い込まれ、転園を余儀なくされた」として、園を運営する社会福祉法人などに対して慰謝料など合わせて550万円の損害賠償を求めています。(19/5/27 MBS)

>和田被告の弁護士は取材に対し『強制わいせつの事実は確認できない。また、事実でないと言える証拠もある』と答えています。
そんな中、10月になって突然明らかになったのが、「来年度からの休園」でした。
事件の発覚を受けて現在30人いる保育士全員が退職の希望を出していて、来年度以降、『認定こども園の基準を満たせなくなる』というのです。
保護者によると、来年度以降も保育が必要な園児160人が、転園を余儀なくされることになり、八尾市が現在、代わりに受け入れる公立保育所を検討しています。(18/10/23 関テレ)

>去年7月大阪府八尾市の認定こども園で女子園児の身体を触ったなどとして逮捕されていた保育園職員の男が起訴されました。
強制わいせつの罪で起訴されたのは八尾市の保育園職員、和田敬之被告(30)です。
起訴状によりますと、和田被告は保育業務にも従事していて、去年7月、勤務先の認定こども園で全裸の女子園児の身体を、去年7月か8月には、全裸の別の女子園児の身体を触った罪に問われています。
「去年の7月のプールの出来事を見ました。それは、後ろから拭いてあげているとかそんなものじゃありません。それ以上のことはここでは話せないような内容です」(保育士)(18/8/4 MBS)

>大阪府八尾市の認定こども園で、30代の保育士の男が、園児に対する強制わいせつの疑いで、府警に逮捕されていたことが26日、市への取材で分かった。
男はこども園を運営する夫婦の息子で、本人も園側も行為を否定。
児童の保護者が市と府警に被害を訴え、発覚した。
八尾市子育て支援課によると、府警は6月23日に男を逮捕し、7月に再逮捕。
園児にキスをしたり下半身を触ったりした疑いが持たれている。
園は0~5歳児を預かっていた。
男は8年前から園に勤務。
複数の園児が被害を訴え、同僚が何度もわいせつ行為を目撃していたとの情報もある。
被害発覚後、市が園側に確認したが、園は男が逮捕される前、「事実はない」と文書で回答していた。(7/26 サンスポ)

>こども園に5歳の子どもを預けている女性は今年5月に娘から聞いた話に驚愕したのだそう。
「男性保育士とキスをした」と話したという。他にも同様の声があがっていた。
また、「ズボンの下から手を入れて下半身をこちょこちょさわられたと言ってた」と言う声もあった。
今年2月に被害を訴える保護者らが市に相談。市はこども園に調査するように命じた。
しかし園が市に報告した内容は「本人・複数の保護者、職員から事情聴取を行いました。
複数の女児にも事実を確認しました。しかし男性職員がわいせつ行為に及んだ事実は確認されませんでした」というものだった。
しかし先月、事態は急展開をみせた。園に勤める保育士が強制わいせつの疑いで大阪府警に逮捕された。
その後園は保護者への緊急説明会が開かれた。
説明会の場では複数の女性保育士が当該男性保育士の「園児に対する不可解な行動を目撃したことがある」と証言した。
同僚たちはこれまで「見て見ぬふりをしていた」と謝罪した。
これに対して園側は「わいせつ行為があったかどうかは分からない。警察の捜査に委ねたい」としている。 保育士の資格を取得したのは去年
複数の保護者が被害を訴え
複数の同僚保育士が行為を目撃したと発言
園長は父、副園長は母(MBS)

社会福祉法人さくら会 理事長
さくら保育園 園長 和田秀之