>神戸市の市立小学校で教え子の男子児童4人の体を触ったとして、強制わいせつの罪に問われた26歳の元教諭の裁判で、神戸地方裁判所は「担任の立場を利用した卑劣な犯行だ」として懲役4年を言い渡しました。
神戸市の市立小学校の元教諭、福良裕司被告(26)は、おととし6月から8か月にわたって、担任をしていたクラスの当時7歳から8歳の男子児童4人の体を繰り返し触ったとして強制わいせつの罪に問われました。
これまでの裁判では、「意図的に触ったわけではない」などとして無罪を主張していました。
8日の判決で神戸地方裁判所の芦高源裁判長は、「児童らの供述から被告の行為は意図的だった」と述べたうえで、「担任の立場を利用した卑劣な犯行で、常習性も認められるほか、反省の態度もない」として懲役5年の求刑に対し、懲役4年を言い渡しました。
神戸市教育委員会によりますと福良元教諭は去年5月、懲戒免職になっています。(18/3/8 NHK)

>判決によりますと、福良裕司被告はおととし6月から去年2月にかけて、担任を務めていたクラスの教室で、男子児童4人のズボンの中に手を入れ下半身を触るなどのわいせつな行為をしました。
これまでの裁判で福良被告は、「くすぐり合いをしている中で勢いあまって瞬間的に当たっただけ」などと無罪を主張していました。(MBS)

>勤務先の小学校で男子児童にわいせつな行為をしたとして、兵庫県警が強制わいせつの疑いで、神戸市立小学校教諭の男を逮捕していたことが9日、捜査関係者らへの取材で分かった。
学校関係者によると、複数の児童が下半身を触られるなどの被害を学校に訴えているという。
捜査関係者らによると、容疑者は2016年度、勤務する神戸市内の小学校で低学年の男子児童の下半身を触るなどした疑いが持たれている。
学校関係者らによると、児童の様子を不審に感じた保護者からの相談で問題が発覚。
被害に遭ったとされる男子児童は5人を超えており、昼休みの教室などで容疑者の膝の上に乗せられ、股間を触られたという趣旨の話をしている。
学校はこれまでに容疑者に関する保護者向け説明会を複数回開いた。
出席した保護者によると、いずれも事件について詳しい説明はなかったが、一連の問題を受けて学校側が謝罪したという。保護者の1人は「学校は問題を隠さず、詳細を明らかにしてほしい」などと話している。
容疑者は問題発覚後の2月下旬から出勤していない。学校側は「警察が捜査中なのでコメントできない」とし、県警は「公表を望まない保護者がいる」として逮捕日時や容疑などを明らかにしていない。(17/5/10 神戸新聞)