聖カタリナ学園高校の野球部の寮で去年5月に起きた集団暴行を巡り、加害者とされた当時の1年生部員7人が上級生から日常的に暴力を受けたなどとして、学校を運営する法人と校長に損害賠償を27日までに訴えました。
訴えによりますと、野球部の寮では日常的に暴力行為が行われていて、加害者とされた1年生部員は退学勧告に伴い転校を余儀なくされたものの、上級生から日常的に暴力を受けたと主張。ただ7人のうち1人は暴行を受けていないとしています。
スマホの持ち込みなどの校則違反などがあると、同級生の身代わりに暴行を受けたほか、加害した暴行も上級生の命令を受けたケースがあったとしています。
しかし11月の別の暴行で加害した部員は停学3日間の処分に留まっていて、原告らは不公平な退学勧告処分を受け多大な精神的苦痛を被ったと訴えています。(23/10/27 テレビ愛媛)
去年5月に別の暴行事案があったことが分かりました。学校は事案の詳細を明らかにしていませんが、高野連への報告が遅れたとして野球部長が謹慎処分を受けています。
学校によりますと去年5月、被害にあった野球部員の保護者から暴行事案についての相談がありました。その際、「公にしてほしくない」との希望があり詳しい調査を行わなかったということです。
その後、今年8月に保護者から調査を希望する連絡があり、暴行事案を確認。 県高野連への報告が1年3か月遅れたとして野球部長が3か月の謹慎処分を受けました。
暴行に関わった人数や学年など詳細について学校は「個人にかかわるので答えられない」としています。
聖カタリナ学園高校ではおととし11月と去年5月に野球部の寮で部員同士の集団暴行があり、学校が設置した第三者委員会は「普段から暴力行為が行われていた」と指摘してしていました。(23/10/17 テレビ愛媛)
聖カタリナ学園高校野球部の寮で上級生や同級生から暴行を受けたなどとして元野球部員の男子生徒が学校側に3570万円あまりの損害賠償を求めている裁判が始まりました。
学校側は争う姿勢を示しています。(23/3/7 南海放送)
聖カタリナ学園高校の野球部寮で集団暴行を受けたのは、適切な指導管理など安全配慮義務を怠ったことが原因だなどとして、元部員が高校を運営する学校法人や当時の監督らを相手取り、約3571万円の損害賠償を求めて松山地裁に提訴する。原告代理人が24日、明らかにした。訴状は23日付。
訴えによると、1年生の元部員は5月18日、野球部寮で1、2年生9人から暴行を受け、心身に被害を受けた。
寮内では2021年11月にも集団暴行があったが、当時の監督らは暴力行為についての具体的な指導や寮監を置くなどの適切な管理を怠った。
肩に後遺症が残って将来目指していた指導者の道が断たれたことによる逸失利益や精神的慰謝料などで総額約3571万円の損害が生じたとしている。
毎日新聞の取材に、元部員の父親は「当時の監督の熱心な勧誘で高校を選んだのに、事件が起きても監督や学校側は何もしてくれなかった。暴行を隠蔽(いんぺい)する学校も許せない」と話した。
同校は21年春の選抜高校野球大会に出場。2回にわたる集団暴行については、学校側が設置した第三者委員会が認定した。同校は22年11月、いじめ防止対策推進法における「重大事態」と認め、愛媛県に報告した。(22/12/24 毎日新聞)
>聖カタリナ学園高校は、運動部の女子生徒に対する教員のセクハラ問題などが相次いだことを受けて、再び記者会見し、校長が一連の不祥事の責任を取って来月、依願退職することを明らかにしました。
松山市の聖カタリナ学園高校では、先月、女子ソフトボール部の30代の男性監督が女子部員にセクハラ行為や体罰をしたとして諭旨解雇になったほか、今月1日には、陸上競技部の40代の男性教員が女子部員にセクハラ行為をしたとして出勤停止20日の処分を受けました。
来月末付けで依願退職するということです。(18/2/12 NHK)

>聖カタリナ学園高は5日、ソフトボール部員にセクハラ発言をしたなどとして、先月に諭旨解雇処分となった元教諭の男性(30)が、部員に他の生徒の成績を読み上げさせ、生徒の成績を記載する「個人票」作成を手伝わせていたと明らかにした。
同校によると、元教諭は遠征先で、担任クラスの個人票を作成するため、部員2人に他人の成績を読み上げさせて手伝わせた。
さらに、昨年12月にあった保健体育の期末試験の解答を生徒に配布し、自己採点させ、口外しないよう口止めしたほか、食べ残したカレーなどを自分が使用したスプーンや箸で部員に食べさせるなどした。
既に退職していることなどから、同校は元教諭への処分の再検討などはしないが、校長などの処分については今後検討するという。(18/2/5 サンスポ)

>去年12月、保健体育科の1・2年生の期末試験の際、クラスで生徒に解答を配布し、自己採点させた上で、「表に出ると、自分の首が危ない」などと話し、このことをほかに口外しないよう、口止めを指示していたということです。(NHK)

>学校側は一連のセクハラや体罰を調査する中で、問題を把握していましたが、詳しく調査をせず、公表していませんでした。(TBS)

>元教諭は食べ残したカレーや焼きそばを自分の使った箸やスプーンで部員に食べさせたり、部員を松前町から松山市のグラウンドまで約8キロ歩いて帰らせたりもしていた。(愛媛新聞)

>この元教師は女子ソフト部の監督当時、2年生部員4人への体罰問題などですでに辞職していますが、学校側はさらに新たな不適切行為を公表。
生徒の氏名や住所、評価などの情報を含む1クラス分の「個人票」を学校外に持ち出し作成を部員に手伝わせていたり、昼食の食べ残しを食べさせたりしていたほか、元教師のサンダルを持ってくるのを忘れた罰として松前町から市内の運動場まで2時間かけて歩いて帰らせたとしています。
学校側はこれらの不適切行為について把握していたものの、保護者からの部活動指導の改善の要望を優先し公表しなかったとしています。(テレビ愛媛)


>聖カタリナ学園高校で、今度は陸上競技部の43歳の男性教諭が女子部員にセクハラ行為をしたとしてきょう出勤停止20日の処分を受けました。
これは今夜、学校側が記者会見して明らかにしました。
それによりますと出勤停止の処分を受けたのは聖カタリナ学園高校の保健体育の教諭で女子陸上部の監督を務めていた43歳の男性教諭です。
この男性教諭は去年11月ごろ足のケガをした女子生徒を本人がいやがっているのに治療院に連れて行ったり、2人きりの帰りの車の中で手を握るなどしたということです。
また、マッサージの中で女子生徒の鎖骨の付近をさわったということです。
学校側は、去年12月に女子生徒側からの相談を受けて男性教諭から聞き取りをしたところ一連の行為を認め、辞職を申し出たため、きょう臨時理事会を開いた結果、セクハラ行為と認定し、20日間の出勤停止処分を決めたということです。(18/2/1 NHK)

>同校によると、女子部員は昨年11月以降、男性教諭から練習後にマッサージを受け、肩などを触られ不快に感じたという。
さらに、女子部員がけがをしたため、同年12月、教諭の自家用車に乗って2人で治療に向かった際、車内で激励の言葉をかけられ、手を握られたなどと訴えている。(産経新聞)

>聖カタリナ学園高校の説明によると陸上部の顧問を務める43歳の男性教諭はケガをした女子部員を自家用車で治療院に連れて行った際、「セクハラと思うかもしれないが違う」などと話し、車内で女子部員の手を数十秒間、握ったという。
また、この女子部員に対しおよそ40日の間に80通以上のメールを送ったり、自分の顔写真付きのメールを送ったりしていたということで聖カタリナ学園の理事会は、これらの行為がセクハラにあたるとして男性教諭を出勤停止20日間の懲戒処分にした。(2/2 NNN)

>学校側は、先月22日に保護者から抗議を受けていましたが、取材に対し「セクハラではない」と主張した上、「手を握った事実は把握していない」などと虚偽の説明をしていました。
しかし、1日夜の会見でようやくセクハラがあったと認め、男性教諭を20日間の出勤停止にしたと発表しました。
一方でセクハラ認定の遅れや虚偽の説明をした理由については、明確な説明はありませんでした。~
学校は、1日、運動部に所属する生徒を対象にアンケートを実施した結果、「教諭にマッサージをされ不快だった」など5人からセクハラなどが疑われる申し出があったということで、調査をする方針です。(2/2 あいテレビ)


>聖カタリナ学園高校の女子ソフトボール部監督の男性教諭(30)が部員にセクハラ行為や体罰をしていた問題で、同校は20日、学校法人聖カタリナ学園が19日付で教諭を諭旨解雇の懲戒処分にしたと発表した。
同校によると、処分は19日の理事会で決定。
男性教諭が部活動中、部員の頭を殴ったり、教諭と相撲を取らせたりしたことを「不適切な指導」としたほか、被害を訴えた生徒4人全員が登校できなくなっていることも加味したとしている。
諭旨解雇は、1週間以内に退職届が提出されれば依願退職、期限を過ぎれば解雇となる。
男性教諭は処分に対し「生徒に多大な迷惑をかけて申し訳ない」と述べたという。
20日の理事会で、教諭の監督責任を問い、芳野敬三校長と教頭2人の処分も決定。
芳野校長が2017年12月に理事会に諮らず独断で教諭を訓戒処分としたのは「極めて不適切」とし、芳野校長を減給処分、教頭2人をけん責処分とした。
同校は17年12月15日に保護者からの訴えで事態を把握し、3日後に教諭を「訓戒の懲戒処分」にしていたが、法人の定める就業規則に基づかない処分だったと説明。同22日に行われた理事会にも報告していなかった。
芳野校長は理事会への報告遅れについて「生徒が部活動に戻りやすいよう和解の方向を考え、和解できた時点で報告する準備をしていた。しかし、問題を把握した時点での初動と判断が悪かった」と謝罪した。(1/20 愛媛新聞)

>同高は教諭について、問題が発覚した昨年12月中旬以降は部活動の指導を無期限停止としたが、被害を受けた部員の一部が所属する2年の学級の担任は続けさせ、授業も行わせていた。
部員から「担任として向き合うのは大丈夫」と言われたためという。
一転して出勤停止としたことについて、同高は「報道による社会的な反響が大きく、多くの生徒にも事実が伝わったから」などと説明している。(読売新聞)

>松山市の聖カタリナ学園高は17日、女子ソフトボール部監督を務める30代の男性教諭が、2年生の部員4人に対し「俺の彼女にしてやる」といったセクハラ発言や体罰をしたなどとして、校長訓戒の懲戒処分にしたと発表した。監督としての活動も無期限で停止させている。
処分は昨年12月18日付。4人のうち2人は登校していないという。(1/17 共同)

>聖カタリナ学園高校によると、女子ソフトボール部監督の30歳代の男性教諭は2年生の部員を平手で叩いたり、げんこつで殴るなどの体罰を加えていたという。
また、「彼女にしてやろうか」「技術指導を受けたければ自分と相撲をとれ」などとセクハラ発言もしていて、体罰やセクハラ発言などを受けた2年生の部員4人の内、2人が現在登校できていないという。(NNN)

>保護者から連絡があり学校側が調査した結果、教諭は昨年7~12月、げんこつで部員の頭を殴ったほか、「奨学金を取り消すぞ」「技術指導してほしいなら俺と相撲を取れ」などといった発言を繰り返していた。
教諭は4人や保護者に謝罪、反省しているという。
教諭は昨年4月、監督に就任。女子ソフトボール部は同7月にインターハイに出場した。(サンスポ)