>常勤講師として勤めたことのある岩出市の中学校に忍び込み、職員室から現金12万円余りを盗んだとして岩出警察署はきょう、和歌山市の無職、木村侑真(きむら ゆうま)容疑者25歳を窃盗などの疑いで逮捕しました。
警察の調べによりますと木村容疑者は、先月(3月)10日の午後、以前勤めたことのある岩出市立岩出第二中学校に侵入し、2階職員室の机の引き出しから、現金12万7千円を盗んだ疑いです。
盗まれた現金は、3年生の教員らが集めた親睦会費で、封筒に入れて引き出しに保管していました。
木村容疑者は、2014年度にこの中学校で常勤講師として勤務していた経験があり、1階の美術室から窓を壊さずに侵入し、警備のセンサーも暗証番号で解除されていたということです。
当時、別の警報が鳴ったため、警備会社の通報で岩出署員がかけつけると、木村容疑者が2階のベランダから飛び降りて頭にケガをしており、病院に収容しました。
警察は、回復を待って逮捕したもので、木村容疑者は当時、封筒をジャンパーの胸ポケットに持っていましたが、調べに対し「盗んだ記憶はありません」と供述し、容疑を否認しています。
木村容疑者は、2015年度と事件当時も岩出市内の別の中学校で常勤講師を務めていました。(17/4/10 和歌山放送)

>逮捕容疑は、3月10日午後1時~10時50分ごろ、以前、講師として勤務していた同市立中学校に侵入し、2階の職員室から現金12万7千円を盗んだとしている。
同署によると、男は平成26年度、同校で講師として勤務していた。
同校1階の美術室の窓から侵入したとみられ、盗まれた現金は教諭らの親睦会費だったという。
男は犯行後、職員室のベランダから地上へ飛び降りたとみられ、軒下の通路で血を流し倒れているところを警備用センサーによる通報で駆けつけた警備員が発見、110番した。
男は頭を強く打ち、脳挫傷や急性硬膜下血腫など全治1カ月の大けがで和歌山市内の病院に入院。同署は回復を待って逮捕した。
発見された当時、男は「野球をしていたら、球をぶつけられた」と話していたが、現在は「私には(犯行時の)記憶がありません」と供述しているという。(産経新聞)