東京都教育委員会は28日、顧問を務めていた野球部の男子部員に体罰を加えたとして、都立高校の男性教諭(55)を停職1カ月の処分にしたと発表した。
男性教諭は昨年4月、部員にけがをさせた業務上過失傷害罪で立川区検から起訴された。立川簡裁は罰金40万円の略式命令を出し、5月に確定している。
都教委によると、男性教諭は平成30年8月~9月、野球部の練習中に打撃指導をした際、バットで打ったボールを1年の男子部員に誤ってぶつけ、腰の打撲など全治2カ月のけがを負わせた。
また、ほかの複数の男子部員にもコップやボールを投げつけたり、平手打ちをしたりといった体罰を計5回繰り返したという。(21/1/28 産経新聞)
>松山聖陵高校野球部の男性監督(39)が、部員に自分自身の顔をたたくよう指示するなど不適切な指導をしたとして、8月下旬以降、練習の指導から外れていることが16日、分かった。
来春の選抜高校野球大会につながる秋季県大会の出場が決まっているが、監督は指揮を執らない。
同校は県高野連に報告し、上部団体などの判断を踏まえて今後の対応を検討するとしている。
監督は2016年夏を皮切りに同校を甲子園に3度導いた。同校は今夏の県夏季大会でも優勝した。
同校によると、先月9日に県夏季大会が閉幕して新チームに移行後、練習で怠慢プレーが見られたとして、監督が部員4人に「自分の頬をたたいておけ」「頭をたたけ」「壁に頭をぶつけておけ」などと指示したという。部員にけがはなく、現在も練習に参加している。
監督は昨年2月、部員に対する暴力行為などを理由に日本学生野球協会から2カ月の謹慎処分を受けている。(20/9/17 愛媛新聞)
>ことし8月中旬、練習中に怠慢なプレーがあったとして、3人の部員に対し「壁に頭をぶつけておけ」とか「自分のほおをたたけ」などと指示したほか、部室に食器が散乱していたことを指導するためとして、部員56人をグラウンドに集め、およそ20分間正座をさせたということです。
日本学生野球協会は、不適切な指導や体罰を行ったなどとして、この監督を7か月間の謹慎処分としました。(10/16 NHK)
川淵さんの怒りが爆発した。日本トップリーグ連携機構の川淵三郎会長(82)は26日、都内で行われた日本スポーツアナリスト協会のイベントに出席。
「未来への提言」と題した基調講演で、ダンスイベント参加の高知商野球部に対して処分を検討中の日本高野連に怒りをあらわにした。~
「500円とって、それが商業利用なのか」と最初はチクリ。甲子園の入場料は「新聞社のことで知りませんというんだ」と険しい表情で言った。
怒りの矛先は囲んだ報道陣にも。「もっとマスコミは声高に叫ばないと」と言い「誰が考えてもおかしいのに、高校野球は不可侵なのか」と言葉を荒らげた。
20年東京五輪以降に向けて、各競技団体の独立性、公平性、自立性などが問われる時期。野球も例外ではない。だからこそ「学校の先生が悪いというわけではないが、もっと外部の人の知識や経験を取り入れてほしい」。 高野連などアマチュア野球界の体質を「旧態依然」と言い放ち「頭の中身は明治(時代)から変わっていない」と容赦なくぶった切った。~(19/1/24 日刊スポーツより)
>日本学生野球協会は30日、都内で審査室会議を開き、高校4校の処分を決めた。
玉村(群馬)は、部員の部内いじめで昨年11月15日から5月14日まで6カ月の対外試合禁止。
関根学園(新潟)は監督の部内暴力、報告遅れで昨年12月9日から6カ月の謹慎処分、部長を報告遅れで今月17日から3カ月の謹慎処分とした。
鹿児島商は中学生の不正勧誘で、監督が昨年12月1日から2年間、部長が今月13日から1年間、コーチ2人は6カ月の謹慎とした。ほか非公表1校。(18/1/30 日刊スポーツ)


>日本学生野球協会は19日の審査室会議で高校17件、大学1件の処分を決めた
。高校では、男子寮で部員の布団に入るなどした暁星国際(千葉)の監督は不適切行為で12月4日から6カ月間の謹慎。その他の高校の対外試合禁止処分の期間などは次の通り。
▽我孫子東(千葉)11月7日-来年2月6日=部員の窃盗
▽横須賀(静岡)9月1日-来年3月31日(1カ月延長)=部員の盗品授受
▽東稜(京都)11月18日-来年5月17日=部員の部内暴力
▽高岡向陵(富山)11月20日-来年5月19日=部員の部内暴力
▽静岡農 11月22日-来年2月21日=部員のいじめ(部内、部外)(17/12/20 サンスポ)


>北海道小樽市の私立北照高校が、野球部員の暴力や校則違反などを受けて、野球部活動の無期限停止と、9月8日に開幕する秋季北海道高校野球大会小樽支部予選への出場辞退を道高野連に届け出たことが30日、分かった。同校は甲子園に春夏通算8回出場している強豪校。
同校によると、昨年9月に部員が高校名入りのTシャツや帽子を無断で販売。
同12月には別の部員が期末試験でカンニング行為をしたほか、今年6月には別の部員が下級生を平手打ちするなど、問題行動が立て続けに起きた。
いずれの部員も停学処分になったという。
同校は平成14年にも部員が恐喝事件を起こしたとして春季大会予選への出場を辞退している。(16/8/30 産経新聞)


>西条市の丹原高校は、野球部で部員同士の暴力行為など、いじめがあったとして今後、県高校野球連盟に報告するとともに、当面、野球部の活動を自粛すると発表しました。
これは、23日、丹原高校が記者会見をして明らかにしたものです。
それによりますと、ことし5月から今月にかけて1年生の部員4人が同級生の部員6人に対して、複数回にわたって肩や胸を殴ったり、ジュースをおごらせたりするなどのいじめをしていたということです。
このうち顔を平手打ちをされた部員の1人は左耳の鼓膜が破れるけがをしたということです。(15/10/24 NHK)


>済美高(松山市)は16日、1~2月に野球部員の男子生徒に殴るなどの暴力を加えたとして、男性コーチ(29)を謹慎処分にしたと明らかにした。
野沢善浩校長は記者会見で「絶対にあってはならないこと。度重なる不祥事で誠に申し訳ない」と謝罪。
暴力行為の詳細については、愛媛県高校野球連盟に正式に報告しておらず「話せない」とした。
同校によると、1月中旬と2月上旬の練習中にコーチが部員の1年男子生徒をバットで複数回殴打。
けがはなかったが、言葉の暴力もあり、生徒はストレス性障害などと診断された、との訴えが保護者から寄せられたという。
生徒は既に退部しており、現在2年生。
コーチは同校の調査に対し「指導の一環で、小突いた程度だった」などと説明。
同校は7月13日から50日間の謹慎処分とし、県高野連にはコーチから聞き取った内容を中心に伝えた。(15/9/16 日刊スポーツ)

>済美高校(松山市)で、野球部の複数の1年生部員が、2年生部員からカメムシを食べさせられたり殴られたりするいじめを受けたと訴えていることがわかった。
同校はすでに調査を始めており、いじめの可能性が高いと判断。
事実関係が確認でき次第、愛媛県高野連に報告するという。
同校によると、外部から情報提供があり、7日に野球部に確認したところ、部員の保護者が今月初旬、監督に「2年生からカメムシを食べさせられた1年生がいる。灯油を飲まされそうになったこともある」と相談していたことが判明。
8日に部員への聞き取りを行ったところ、被害を訴えた1年生がいたという。
関係者によると、いじめを受けていた1年生は数人で、殴られたり、1年生同士でけんかをさせられたりしていたという。(14/8/9 読売新聞)


>愛媛・松山商高は16日、野球部内で上級生による下級生への暴力行為があったと発表した。
既に活動を自粛しており、愛媛県高野連にも報告したという。
同高野連が主催し、18日に始まる1年生大会への出場を辞退した。
同校によると、8~9月に2年生3人が1年生5人に対してバットで胸を突いたり、投げ飛ばしたりした。
悪ふざけの延長や、指導の行き過ぎがあったという。
10月初めに野球部長が被害の訴えを受けて判明した。(14/10/16 共同)


>今夏の全国高校野球選手権大会に宮崎県代表として出場した同県日南市の日南学園高校は18日、野球部で計4件の暴力行為があり、20日から始まる九州地区高校野球大会県予選への出場を辞退したと発表した。
同校によると、8月5日午後8時頃、野球部の寮の風呂場で、水がかかったなどとして腹を立てた2年生1人が1年生1人の胸を強く押し、壁にぶつかった生が右目の上を4針縫うけがをしたという。
1年生は当初、「自主練習でけがをした」と話していたが、今月中旬の部の個別面談で暴力を受けたことを説明。
その後の調査で、他にも2年生3人が8~9月、それぞれ1年生3人に対し、練習に遅れたとして尻をけるなどしていたことが分かった。
いずれもけがはなかった。(14/9/19 読売新聞)


>私立豊田大谷高校の野球部員に体罰を加えたとして、暴行罪に問われた元監督川上貴史被告(35)の控訴審判決で、名古屋高裁は23日、罰金2万円とした1審判決を支持し、弁護側の控訴を棄却した。
弁護側は「しつけとして必要だった」と無罪を主張したが、村山浩昭裁判長は判決理由で「まったく対話の余地がなかったとは言えず、教育上必要な範囲を逸脱しているとした1審の判断に誤りはない」と指摘。
「似たような事案が起訴されておらず、平等性を欠く」との主張にも「だからといって違法性がないわけではない」と述べた。
判決によると、被告は2013年7月、同校グラウンドで練習中、反抗的な態度を取ったとして、1年生部員の頭を殴ったり、右太ももを蹴ったりした。
1審の名古屋地裁岡崎支部は昨年10月、罰金2万円(求刑罰金20万円)の判決を言い渡した。
判決後、川上被告は「体罰はよくないが、ちゃんとした子を社会に送り出すためには、有形力の行使が必要な時もあると訴えたい」と涙ながらに話した。(16/3/23 中日新聞)

>私立豊田大谷高野球部監督の川上貴史容疑者が練習中に部員を殴って重傷を負わせたとされる事件で、複数の関係者が本紙の取材に「川上容疑者が別の部員にも、練習着を脱がせて殴る蹴るの暴行を加えていた」と証言した。
豊田署は体罰が常態化していた可能性があるとみており、学校関係者から事情を聴いている。
関係者らによると、事件前の昨年7月ごろ、川上容疑者は練習中に部員1人を下着一枚の姿にしてグラウンドの隅に立たせ、声出しをさせた。
途中で態度が悪いとして、この部員の顔を拳で数回殴り、倒れ込んだ後も「立て」と言いながら蹴ったという。
複数の運動部員がこの様子を目撃しており、その1人は取材に「監督には誰も何も言えない状況だった」と話した。
暴行を受けたとされる部員は既に退部している。
この後の昨年7月19日、川上容疑者はグラウンドで、当時1年の部員(15)の顔を殴り、腹部などを蹴って肋骨を折る2カ月のけがを負わせたとして、傷害容疑で逮捕された。
豊田署によると「練習態度が良くなくて腹が立った。平手や拳で殴ったが、蹴っていない」と容疑を一部否認している。
また、この部員の保護者が被害を訴えた昨年11月、川上容疑者が部員に「けがをしたのは俺のせいじゃないよな」と口止めしていたことも、関係者への取材で判明。
「高野連に相談すると(処分などで)大変なことになる。他の部員に迷惑がかかる」と迫ったという。
学校はことし初めに野球部員へのアンケートを実施したが、加藤順一校長は「体罰は確認できなかった」と説明。
県高野連も川上容疑者への聞き取りで、体罰はなかったと判断していた。(14/8/2 中日新聞)

>県私学振興室によると、今年2月ごろ、生徒の保護者から「昨年の夏、監督から子どもが蹴られるなどして重傷を負った」との相談があったが、学校側から県への報告では「そうした事実はない」と否定していたという。
同校野球部は1997年、98年に夏の甲子園大会に出場した強豪。
川上容疑者は、98年にベスト4に進出した際のメンバーだった。
同校は、今夏の全国高校野球愛知大会では4回戦で敗れている。(7/31 中日新聞)

>警察の調べによりますと、川上監督は去年7月、学校のグラウンドで練習中、当時1年生の男子部員に対して、殴る蹴るの暴行を加え、胸の骨を折る大けがをさせたとして、傷害の疑いが持たれています。
男子部員は、去年12月に退部し、その後、転校しているということです。
警察は、ことし3月に被害届を受けて捜査を進めてきました。
警察によりますと、川上監督は「練習中の態度が悪かったので、いらつき、手で頭をたたいたことはあるが、蹴ってはいない」と供述しているということです。(NHK)

>同署などによると、川上容疑者は「反抗的な態度を取られたため腹を立て、たたいたが、蹴ってけがを負わせてはいない」と容疑を否認したという。
男子部員は昨年12月に退部し、その後転校。
その保護者から今年2月、相談を受けた県私学振興室が学校に連絡したが、学校は「部員は(7月以降の対外試合に)10回も出ている。体罰の事実はない」と全面否定したという。(日刊スポーツ)


>日本学生野球協会は9日、東京都内で審査室会議を開き、昨年2月にいじめ原因で1年生部員が自殺したとする広島県立総合技術高(三原市)を、夏の広島大会開幕直前の7月10日まで対外試合禁止処分とした。
ただし、いじめにかかわった5人を含む現2年生は大会に出場できない。
いじめによる自殺の事案の審議は初めて。
同会議などによると、当時1年の野球部員が自宅で自殺。
総合技術は「いじめがあったと考えられ、自殺の要因の一つと思われる」との調査結果を公表していた。
また、野球部員に暴力を振るったとして、成東(千葉)の監督を4カ月の謹慎処分とするなど、計7件の処分を決めた。(14/5/10 産経新聞)

>日本高野連は30日、大阪市内で定例の審議委員会を開き、男子部員の自殺の要因がいじめとされた総合技術野球部の処分について、有期の対外試合禁止処分が相当として、日本学生野球協会審査室に上申することを決めた。
高野連がいじめが要因の自殺に関連した事案を審議するのは初めてという。
同校の調査などによると、部員は今年2月に通院で部活を休んだ際、他の部員から電話やLINEで「サボっているのではないか」などと追及されることがあったという。
自殺前日には両親に「部活をやめたい」と相談していた。
自殺について、学校側は3月に「他の野球部員によるいじめが要因の一つと思われる」とする調査結果を発表していた。
西岡宏堂審議委員長は「学校がいじめがあったと言うのに、なかったとはいえない」と話し、自殺したという重大な結果を考慮し、有期の処分が相当と判断した。
同校は2011年に創部6年目でセンバツに初出場した。(5/1 スポーツ報知)

>総合技術高1年の男子生徒が24日に自宅で自殺しているのが見つかり、学校側が「いじめによる自殺の可能性がある」として関係者から聞き取り調査していることが26日、分かった。
県教育委員会や学校によると、24日朝、自宅で首をつり亡くなっているのを同居する祖母が見つけた。
生徒は野球部に所属し、21日まで登校して部活動にも参加。
22、23日は体調不良を理由に部活を休んでいた。
生徒の両親は学校側に「部活を休んだ後、部室内のロッカーが荒らされたり、休んだ理由をほかの部員から厳しく問い詰められたりしていたようだ」と説明。
学校側は生徒や教職員から聞き取りを続けている。
ほかの部員からも、両親と同様の証言を得ているという。
昨年7月と12月、学校がいじめについて生徒や保護者に尋ねたアンケートでは、自殺した生徒を含め全員が「ない」と答えていた。(2/26 日刊スポーツ)