>三重県紀北町で昨年10月、高校2年の女子生徒を誘拐したなどとして、身代金目的誘拐、逮捕監禁致傷罪に問われた同町、塾経営市川元(はじめ)被告(63)の判決が27日、津地裁であった。
山本哲一裁判長は「卑劣な手段で多額の金を奪おうとしており、動機に酌量の余地はない」として、市川被告に懲役12年(求刑・懲役18年)を言い渡した。
公判で、市川被告は「犯行には一切かかわっていない」と無罪を主張していたが、山本裁判長は「女子生徒の証言は具体的かつ詳細で、実体験をしたものでなければ語れず、被告の弁明は信用性が低い」と退けた。。(09/3/27 読売新聞)

>身代金目的誘拐などの罪に問われているのは、紀北町海山区相賀の塾経営・市川元被告。起訴状などによると、市川被告は昨年10月16日午前7時ごろ、登校途中の16歳の女子高生に声をかけ、塾のある自宅にきた女子高校生にいきなり背後から首を絞めたり、粘着テープで両足を縛るなどの暴行を加えたあと、家族に「300万円用意しろ。警察に言ったら娘の命はない」と、身代金を要求した。
女子高生は翌日の午前11時前、警察官に救助されたが、眼結膜下出血などで全治2週間のケガをした。
公判は23日、津地裁で論告求刑があり、検察側は「犯行は被告人が金ほしさから誘拐を思いついたもの。被害に遭った女子高生の供述内容は詳細かつ具体的で、粘着テープには被告人の指紋が付いているなど証拠品とも合致しており、信用性が高い。塾に通う女子高生に暴行を加え、現金を脅し取ろうとした手段は凶悪、非道」などとして市川被告に懲役18年を求刑した。
一方、市川被告の弁護側は「被告には女子高生を誘拐して現金を奪おうという動機と理由が見当たらない。女子高生が『友人のことで困ったことがあるので荷物を預かってほしい』と塾に来たあと、女子高校生の姿は見ていない。被告人は事件とは一切、関わりがなく、何の関与もしていない」として無罪を主張した。(3/23 中京テレビ)

>三重県紀北町で起きた女子高校生誘拐事件で、被告は、最後まで誘拐の罪を否認しました。
検察側は「被害者の証言は詳細で証拠とも一致する」として懲役18年を求刑しました。
一方、弁護側は「金に困っておらず動機は見当たらない」と無罪を主張し、市川被告も改めて「何があろうと私は関与していない」と述べ裁判は結審しました。(3/23 メ~テレ)

>市川元容疑者が昨年2月、無免許だったにもかかわらず、同県尾鷲市社会福祉協議会に「運転免許所持」と偽った履歴書を提出し、アルバイトの運転手として約3カ月働いていたことが22日までに分かった。
尾鷲市社協によると、市川容疑者は07年2月ごろに社協の面接を受けた。提出した履歴書の資格の項目に「普通自動車免許」と書かれてあったため、介護施設を利用する高齢者の送迎などを担当する運転手として雇った。免許証の提示は求めなかったという。
市社協は「対応としてまずかった。今後このようなことがないようにしたい」と話している。事故などは起こさず、評判は悪くなかったが、県教委の事業で高校生の就職支援にあたる「キャリア・コーディネーター」への採用が決まり、5月に辞めた。
三重県警によると、市川容疑者は免許の取得歴はあるが、少なくとも数年前から無免許だったという。(08/10/22 毎日新聞)

>市川元容疑者=逮捕監禁致傷容疑で津地検に送検=が女子生徒を監禁する5日ほど前、知人の男性に「アルバイトとして雇ってほしい」と頼んでいたことが20日、関係者の話で分かった。
三重県警も市川容疑者が金銭的に困窮していたことが事件の背景にあるとの見方を強めており、自宅から押収した預金通帳などを調べている。
関係者の話によると、市川容疑者は書道とそろばんの塾を経営していたものの、月謝は2000円程度で、生徒は約20人と少なく、運転手などの仕事についたこともあるが、長続きせず、生活は苦しかったらしい。
12日ごろ、商店を経営する知人男性に「塾が始まる夕方まで暇なので雇ってほしい」と申し入れていた。県警は、市川容疑者が事件を起こした背景に経済的な問題を抱えていたことがあるとみており、身代金目的誘拐容疑での立件を視野に調べを進めている。(10/21 毎日新聞)

>逮捕されたそろばん塾経営の男は、監禁中の女子高校生から母親の携帯電話に、2度電話をかけさせ、警察に通報をしていないか確認させていたことがわかった。
逮捕された市川元容疑者は、女子高校生を監禁した直後、母親に現金300万円を要求するメールを送らせたうえ、翌日の朝、現金の用意ができたかどうかを尋ねる電話をかけさせていた。
また市川容疑者は、その数分後、女子高校生に2度目の電話をかけさせ、「警察には言ってないよね?」と、通報していないことを念押しさせ、母親が「言っていない」と答えたことを確認し、電話を切らせたという。
市川容疑者は依然、黙秘を続けているが、警察は、身代金目的の誘拐での立件を視野に、さらに厳しく追及する方針。(10/20 東海テレビ)

>市川元容疑者が高校生の就職支援に当たるキャリア・コーディネーターとして県教育委員会に派遣されていたことが波紋を呼んでいる。採用は人材派遣会社に任され、「元大使館員など」と記したウソの経歴書もノーチェックだった。県教委は20日朝、この制度についての会議を開き、対応に追われた。
県教委高校教育室によると、キャリア・コーディネーター制度は07年度に始まり、これまでに市川容疑者を含む延べ8人が30校で相談に応じている。07年度はコーディネーター4人が約100社の求人を新規開拓し、計97人の生徒がこのルートで就職できた。
だが、市川容疑者が派遣会社に提出した履歴書のうち、在日ペルー大使館での勤務は、毎日新聞の取材に同大使館が「履歴書にある78年ごろは、職員は全員女性だった。調べたが、市川容疑者が働いていたことはない」と回答、でたらめだったことが判明した。
履歴書にはパキスタン、イギリス両大使館での勤務経験も記されていた。
県教委によると、市川容疑者は07年4月に三重県内の2高校に派遣されて以来、8カ月の間に20社から求人を取り付け、9人を採用に導いている。
労働者派遣法上、人材派遣は派遣を受ける側が事前に本人の経歴を調べることができず、県教委は市川容疑者が一定の実績を上げる中で、経歴を偽って教育現場に入ってきたことを見抜けなかった。
高校教育室の田中真司副室長は、生徒の就職支援について「高校の教員だけでは限界があり、民間の力を借りるのは有効」と制度の正当性を指摘しつつ、「今回の採用には反省がある。再発防止のため、契約形態が派遣でいいのかも検討したい」と話している。(10/20 毎日新聞)

>市川元容疑者について、就職支援の指導員として昨年度、高校に派遣していた県教育委員会が採用を人材派遣会社に「丸投げ」し、派遣時に名前しか確認していなかったことが20日分かった。県教委は「チェックが甘く、反省している」としている。
県教委によると、市川容疑者は昨年春から2校に派遣されたが、生徒から携帯電話の番号を聞き出し指導目的以外で掛けるなどのトラブルがあり、今年1月に解雇された。
指導員の派遣事業は昨年度に開始。名古屋市の派遣会社に委託し、市川容疑者を含め、これまで8人を県内の高校に派遣した。
県教委は指導員の資格要件として、産業カウンセラーや企業での採用担当経験などを挙げているが、実際には資格の有無も確認せず、派遣会社に採用を一任。
派遣会社によると、市川容疑者の履歴書には法律事務所や複数の大使館での勤務経験が記載されていた。大使館の1つは取材に対し「就労の記録はない」とした。派遣会社は「ほかの職歴もうそだったかもしれない」と話している。(10/20 共同通信)

>17日に市川元容疑者が、女子高生の親に30万円の借金を申し込み、断られていたことが三重県警の調べで分かった。同容疑者は周囲に最近、「金がない」と漏らしており、県警は金に困って犯行に及んだ可能性があるとみて調べる。
調べでは、市川容疑者は16日午後2時ごろ、女子高生を連れ去り、17日午前10時50分ごろまで自宅に監禁した疑い。県警の調べに「やっていない。全く知らない」と容疑を否認している。
県警によると、女子高生は市川容疑者の自宅で保護された際、衰弱が激しく精神的に不安定だったという。和室で布団にくるまれ、ロープで縛られていて、手首や首には擦り傷、顔にはれたあとがあった。
17日午前8時半ごろ、女子高生から母親に「お金は用意できた? 私は大丈夫だから」と電話があり、県警は、携帯電話の発信地などから市川容疑者をマーク。午前10時15分ごろ、捜査員が喫茶店から出てきた同容疑者に任意同行を求め、10時50分ごろ、同容疑者宅で女子高生を発見した。
◆容疑者に就職相談員歴
市川容疑者は昨年5月、三重県南部の高校生の就職を支援するキャリアコーディネーターとなり、監禁された女子高生の通う高校も訪れていた。
しかし、内定した高校生に贈り物をしたり、食事に誘うなど仕事を逸脱する行為があり、県教委の委託で同容疑者を派遣していた名古屋市の派遣会社がことし1月に解雇していた。
キャリアコーディネーターは高校生の就職先を開拓するため企業訪問をしたり、生徒の就職相談にのる。同県では4年ほど前から制度が始まり、市川容疑者は県南部の3校を担当していた。
同容疑者は関係者に自ら元暴力団員と名乗り、「数年前に足を洗った」と話し、3年ほど前に紀北町に来てからパチンコ店の清掃やバス運転手として働いていたという。
コーディネーターになってからは「近ごろの若者は世の中を甘く見ている」「(元暴力団員と)気づかれていないから問題ない」と話すこともあった。
派遣会社との契約はことし3月までだったが、生徒に個人的に接触し親から苦情も出たため、1月9日に高校から県教委に通報があり、同15日付で解雇された。
県教委は当時、コーディネーターの人選を委託先の人材派遣会社に任せきりだった。派遣会社によると、市川容疑者とは職業安定所の紹介を通じて面接。履歴書には「法律事務所勤務」「複数の大使館に勤務」などと職歴が書かれ、「塾で子どもに接する経験もあり、採用に問題はなかった」という。
県教委は市川容疑者の問題を機に、08年度からキャリアカウンセラーや教育コーチングの資格取得などを条件に加え、履歴書も提出させるよう改めた。
女子高生の高校の校長は「今後は直接面談したり、県教委から情報を提供してもらったりして人物を判断できればと思う」と話す。(10/18 中日新聞)

>市川元容疑者は、書道とそろばんを教えていた子どもにふざけてアイマスクを付けるなど、奇妙な行動が多かったという。
市川容疑者の自宅近くの住民などによると、市川容疑者は昨年3月ごろから塾を始め、監禁された女子生徒を含む約20人が通っていた。授業は1時間だが、後半の30分は子どもに菓子やラーメンを食べさせるなどし、自分はたばこを吸っていた。また親に突然、誕生日プレゼントを贈ったこともあるという。
自宅近くの川で工事があった際に「音がうるさい」と騒ぐなどトラブルを起こしていた。
三重県教委によると、市川容疑者は07年度、就職希望の高校生に助言するキャリア・コーディネーターとして、名古屋市の派遣会社から尾鷲高校と木本高校に派遣された。
昼休みに教室に来て「警察官になりたかったら、おれが頼んでやる」などと生徒の会話に割り込み、敬遠されていたという。
派遣会社に提出された履歴書には、パキスタンやイギリスなどの大使館で勤務したなどの経歴が記されている。しかし、県警によれば約20年前までに複数の前科があるとされ、履歴書に記された経歴が本当かどうかは分かっていない。(10/18 毎日新聞)