>大分県教員汚職事件で収賄罪に問われ、大分地裁で懲役3年、執行猶予5年、追徴金610万円の有罪判決を受けた元県教委義務教育課参事・江藤勝由被告(53)について、検察、弁護側ともに控訴期限の26日までに控訴せず、判決が確定した。
大分県教委を巡る一連の事件で判決が確定したのは3人目。(08/12/27 読売新聞)
>大分県教育委員会の一連の汚職事件に絡み、得点改ざんによる不正合格だったとして教員採用を取り消され、現在は大分市内の小学校で臨時講師をしている秦聖一郎さん(23)が14日、公の場で初めて経緯や心境を明かした。無念と怒りのないまぜのうちに民間への就職活動も始めたが、うまくいっていない。それでも実名で発言したのは事件が風化することへの危機感からだったという。
「身に覚えのない不正で子どものころからあこがれていた教員を不本意な形で辞めなければならなかった」
おおいた市民オンブズマン主催の集会に参加した秦さんは、9月8日付で採用取り消し処分の対象となった20人のうちの1人だ。大分大3年の時から元県教委教育審議監の末富士郎元教授=9月に退職=が教員志望者向けに開いていた勉強会に参加した。現役で大分県の教員採用試験に合格。今年4月に大分市立小学校の教諭になった。
だが、末元教授が昨年7月の1次試験終了後に、秦さんを含む勉強会の受講生14人の氏名のリストを現職の教育審議監、富松哲博被告=起訴休職、収賄罪で公判中=に送っていたことが発覚。県教委の調査で14人のうち秦さんら6人が得点改ざんによる不正合格者とされた。
8月30日、大分市の県公文書館の一室に呼び出され、2次試験の面接や模擬授業の得点が改ざんされて総得点が「678」から「730」にかさ上げされていたことを知らされた。「誰の口利きか」と食い下がったが、答えは「あなたの意見を聞く場ではない」だった。
「自分は不正を頼んだこともないのに、悔しい」。親族にも心当たりのある人はいない。それでも県教委から「不正採用」とされたことで周囲からは疑いのまなざしを向けられ、自宅に閉じこもる日々が続いた。「死のうか」とも思った。
「大分で教壇に立つことだけは二度とない」という秦さんが最後に言った。
「20人の教師たちは教職を辞することを押しつけられたのに、県教委の小矢文則教育長らが減給や停職の懲戒処分にとどまっているのは不公平だ」(12/16 朝日新聞)
>大分の教員汚職事件で、大分地裁は22日までに、異動に絡んで商品券を受け取ったとして収賄罪に問われている県教育委員会ナンバー2の教育審議監富松哲博被告の保釈を認める決定をし、同日保釈された。弁護人によると、保釈保証金は600万円。
富松被告は9月17日に逮捕され、今月21日の初公判で「有利な取り計らいはしていないし、謝礼としてはもらっていない」とわいろ性を否認、無罪を主張している。
起訴状によると、富松被告は大分県佐伯市立小中学校の校長だった元県教委義務教育課参事矢野哲郎被告(52)=贈賄罪で公判中=から、県教委への異動の謝礼として3月に商品券20万円分を受け取った。(11/22 スポニチ)
>富松哲博被告の初公判。起訴事実を全面否認した富松被告に、審理を見守った市民からは「真実はどうなのか」と戸惑いの声が漏れた。現職の県教委ナンバー2が関与したとされる贈収賄事件の実態解明は緒についたばかりだ。
早くから傍聴席を求める列ができ、午後1時半の開廷時には80席余りがほぼ満席となった。贈賄側の矢野哲郎被告による接待や、金品授受の経緯が明らかにされ、メモを取りながら様子を見守る市民もいた。この日の裁判は午後6時ごろまで続いた。
大分市に住む元小学校教諭の女性(55)は「富松被告は現場にいる時は、素晴らしい先生だったと聞いていた。(被告席にいるのが)悲しいし、悔しかった。県教育界の権力構造などをきちんと解明してほしい」、別府市の無職男性(65)は「多額の商品券をもらったこと自体が問題だ」と話した。(11/22 毎日新聞)
>富松哲博被告の初公判が21日、大分地裁(宮本孝文裁判長)で開かれた。富松被告は商品券の授受は認めたが、「有利な取り計らいはしていないし、(商品券は)謝礼としてもらってはいない」と起訴事実を否認し、無罪を主張した。
大分県教委を巡る汚職事件では8人が起訴されたが、否認したのは富松被告が初めて。
公判はわいろ性の有無に加え、教員採用を巡る口利き疑惑についてどれだけ解明されるのかが焦点になる。
起訴状では、富松被告は3月末、佐伯市立小中学校長だった元県教委義務教育課参事・矢野哲郎被告の参事昇進に便宜を図った見返りとして商品券を受け取った、としている。
複数の関係者によると、富松被告は昨年11月、佐伯市の料亭で矢野被告と会食し、「県教委に来ないか」と打診。矢野被告が「お願いします」と応じたため、翌12月から今年3月にかけて、同市教育長に矢野被告の異動を内々に伝えたという。矢野被告は4月1日付で参事に昇進した。(11/21 読売新聞)
>富松哲博被告の初公判が21日、大分地裁(宮本孝文裁判長)であった。起訴事実の認否で、富松被告は「商品券をもらったことは確かだが、謝礼としてはもらっていないと認識している」とわいろ性を否定し、弁護側も無罪を主張した。一連の事件で、否認したのは初めて。
検察側は冒頭陳述で、わいろ性について「商品券をもらうのは、参事任用への謝礼と、今後、目をかけてもらいたいというあいさつだと認識していた」と指摘した。(11/21 毎日新聞)
>大分県教育委員会をめぐる一連の汚職事件で、昇任に絡んで商品券を受け取った疑いが持たれている現職審議監・富松哲博容疑者が17日夕方、収賄の疑いで逮捕された。
県教委の富松容疑者は、別の贈賄罪に問われている矢野哲郎被告から20万円分の商品券を受け取ったことを認めている。これが昇任の謝礼だった疑いが持たれているが、富松容疑者はワイロ性を否定していた。しかし、矢野被告が謝礼だったことを認める発言をしていることなどから、警察は収賄の疑いで慎重に捜査を進めていた。その後、富松容疑者が体調を崩して入院したため、警察は本人の回復を待っていた。そして容疑が固まったとして、警察は富松容疑者を収賄の疑いで逮捕した。
県教委をめぐる一連の事件は、現職ナンバー2の逮捕にまで発展した。(08/9/17 NNN)
>大分県の教員採用汚職事件で、収賄罪に問われ懲役1年6月、執行猶予4年の大分地裁判決(今月6日)を受けた二宮政人・元県教委教育審議監(62)について、検察、弁護側は控訴期限の20日までにともに控訴せず、有罪判決が確定した。(11/21 毎日新聞)
>大分県の教員採用試験を巡る汚職事件で、贈賄罪に問われ先月30日に大分地裁で懲役1年2月、執行猶予3年の有罪判決を受けた浅利幾美・元小学校長(53)について、検察側、弁護側とも控訴期限の13日までに控訴せず、有罪判決が確定した。
一連の汚職事件で起訴された8人のうち、判決が確定するのは初めて。(11/15 毎日新聞)
>08年度の教員採用試験で得点の改ざんにより不正に合格した教員の採用を取り消すことを決めた大分県教育委員会は30日、職員らが対象者のほぼ全員と個別に面談し、取り消しについて伝えた。多くの教員は自分の得点がかさ上げされた事実を知らなかったと話し、「納得できない」と反発する声も上がったという。不正に合格したとされるのは小学校14人、中学校6人、養護教諭1人の計21人。
県教委によると、このうち元小学校長、浅利幾美被告(52)=贈賄罪で起訴=の長男で既に辞職した元教諭(26)を除く20人のほぼ全員と面談し、改ざん前の本来の得点を示したうえで採用取り消しの方針を伝えた。上司の校長や教頭、市教委職員らも同席した。
対象者の多くは、自分の得点が改ざんされていたことを「全く知らなかった」と話しているという。
県教委は自主的な退職も勧めたうえで、納得が得られない場合でも採用を取り消す。ただ、本人が希望すれば臨時講師として雇用する。面談ではこうした方針も伝えたが「(取り消しは)受け入れられない」と反発したり、動揺して泣き出したりする人もおり、この日に結論を出した教員はいなかったという。
県教委は9月上旬をめどに採用を取り消す考えで、近く再び面談して本人の意向を確認する。
また、県教委は31日に臨時委員会を開く。昇任の謝礼などの趣旨で元県教委幹部に商品券を渡したとして、贈賄罪で在宅起訴された同県佐伯市立小学校の男女2人の教頭や、起訴猶予処分になった同市立小の女性校長の懲戒処分について協議する。一連の事件に関与して不在になっている教頭らの後任も決める方針。(8/31 朝日新聞)
>大分県の教員採用試験をめぐる汚職事件で、県教育委員会は29日、今年度採用され、不正が確認された教員21人の採用を取り消す方針を決めました。
「平成20年度の選考については、本来、不合格であった者の採用取り消しと、本来、合格とされるべき者の救済措置を実施する」(大分県教育委員会 林 浩明 委員長職務代理)
大分県教育委員会は、今年4月に採用され、不正が確認された教員21人の採用を取り消すことを29日、決めました。
しかし、同じく不正があったとされる昨年度の採用については、確実なデータが特定できないとして、採用取り消しを行わないことを明らかにしました。
また、この日は管理職昇任をめぐり県教育委員会の元参事に50万円分の商品券を贈ったとして、小学校教頭の渡辺洋一被告と広瀬忍被告の2人が在宅起訴されました。(8/29 TBS)
>大分県の教員採用汚職事件を受け、県教育委員会(6人)は29日、臨時会を開き、不正の背景や実態などを調べていた教育行政改革プロジェクトチームから調査結果の報告を受けた。小学校教員採用試験に加え、校長、教頭の昇任試験でも点数操作が行われていたほか、高校の教頭任用で県教育委員への働きかけを認めた例もあり、調査した10年間で不正が幅広く行われていた実態が浮き彫りになった。
報告書によると、県教委義務教育課人事班の担当者は05、06年度の昇任試験で、各3人程度の点数を上げたと証言。08年度の教頭昇任試験では、9人に対する10点から20点の加点と、3人への5点から10点の減点が見つかった。
また99年度の高校教頭昇任試験で、当時の県教育委員に不正に働きかけをしたことを認めた教員もいた。小中学校の校長など1067人対象のアンケートの回答には「(県教委の)元参事宅には、これまで何人も訪れて商品券を置いて帰っている」との記入があり、昇任試験をめぐり金品授受が慣例化していたことを示した。
事件の背景として
(1)県教委OBらの働き掛けなどがあり選考が不適切
(2)県教組の組織率が高く、身内意識が強い
(3)人事権限が特定職員に集中し教委のチェック機能が欠けていた‐点を挙げた。
再発防止策として、昇任試験で、校長や教育事務所長の推薦を廃止する方向で検討するほか、県教委内に教育行政の再生に向けた「教育行政改革推進室」(仮称)を新設する。
臨時会では、報告書を了承。採用や昇任試験などで不正に関与した関係者の処分を決める。(8/29 西日本新聞夕刊)
大分県教委を巡る一連の事件で判決が確定したのは3人目。(08/12/27 読売新聞)
>大分県教育委員会の一連の汚職事件に絡み、得点改ざんによる不正合格だったとして教員採用を取り消され、現在は大分市内の小学校で臨時講師をしている秦聖一郎さん(23)が14日、公の場で初めて経緯や心境を明かした。無念と怒りのないまぜのうちに民間への就職活動も始めたが、うまくいっていない。それでも実名で発言したのは事件が風化することへの危機感からだったという。
「身に覚えのない不正で子どものころからあこがれていた教員を不本意な形で辞めなければならなかった」
おおいた市民オンブズマン主催の集会に参加した秦さんは、9月8日付で採用取り消し処分の対象となった20人のうちの1人だ。大分大3年の時から元県教委教育審議監の末富士郎元教授=9月に退職=が教員志望者向けに開いていた勉強会に参加した。現役で大分県の教員採用試験に合格。今年4月に大分市立小学校の教諭になった。
だが、末元教授が昨年7月の1次試験終了後に、秦さんを含む勉強会の受講生14人の氏名のリストを現職の教育審議監、富松哲博被告=起訴休職、収賄罪で公判中=に送っていたことが発覚。県教委の調査で14人のうち秦さんら6人が得点改ざんによる不正合格者とされた。
8月30日、大分市の県公文書館の一室に呼び出され、2次試験の面接や模擬授業の得点が改ざんされて総得点が「678」から「730」にかさ上げされていたことを知らされた。「誰の口利きか」と食い下がったが、答えは「あなたの意見を聞く場ではない」だった。
「自分は不正を頼んだこともないのに、悔しい」。親族にも心当たりのある人はいない。それでも県教委から「不正採用」とされたことで周囲からは疑いのまなざしを向けられ、自宅に閉じこもる日々が続いた。「死のうか」とも思った。
「大分で教壇に立つことだけは二度とない」という秦さんが最後に言った。
「20人の教師たちは教職を辞することを押しつけられたのに、県教委の小矢文則教育長らが減給や停職の懲戒処分にとどまっているのは不公平だ」(12/16 朝日新聞)
>大分の教員汚職事件で、大分地裁は22日までに、異動に絡んで商品券を受け取ったとして収賄罪に問われている県教育委員会ナンバー2の教育審議監富松哲博被告の保釈を認める決定をし、同日保釈された。弁護人によると、保釈保証金は600万円。
富松被告は9月17日に逮捕され、今月21日の初公判で「有利な取り計らいはしていないし、謝礼としてはもらっていない」とわいろ性を否認、無罪を主張している。
起訴状によると、富松被告は大分県佐伯市立小中学校の校長だった元県教委義務教育課参事矢野哲郎被告(52)=贈賄罪で公判中=から、県教委への異動の謝礼として3月に商品券20万円分を受け取った。(11/22 スポニチ)
>富松哲博被告の初公判。起訴事実を全面否認した富松被告に、審理を見守った市民からは「真実はどうなのか」と戸惑いの声が漏れた。現職の県教委ナンバー2が関与したとされる贈収賄事件の実態解明は緒についたばかりだ。
早くから傍聴席を求める列ができ、午後1時半の開廷時には80席余りがほぼ満席となった。贈賄側の矢野哲郎被告による接待や、金品授受の経緯が明らかにされ、メモを取りながら様子を見守る市民もいた。この日の裁判は午後6時ごろまで続いた。
大分市に住む元小学校教諭の女性(55)は「富松被告は現場にいる時は、素晴らしい先生だったと聞いていた。(被告席にいるのが)悲しいし、悔しかった。県教育界の権力構造などをきちんと解明してほしい」、別府市の無職男性(65)は「多額の商品券をもらったこと自体が問題だ」と話した。(11/22 毎日新聞)
>富松哲博被告の初公判が21日、大分地裁(宮本孝文裁判長)で開かれた。富松被告は商品券の授受は認めたが、「有利な取り計らいはしていないし、(商品券は)謝礼としてもらってはいない」と起訴事実を否認し、無罪を主張した。
大分県教委を巡る汚職事件では8人が起訴されたが、否認したのは富松被告が初めて。
公判はわいろ性の有無に加え、教員採用を巡る口利き疑惑についてどれだけ解明されるのかが焦点になる。
起訴状では、富松被告は3月末、佐伯市立小中学校長だった元県教委義務教育課参事・矢野哲郎被告の参事昇進に便宜を図った見返りとして商品券を受け取った、としている。
複数の関係者によると、富松被告は昨年11月、佐伯市の料亭で矢野被告と会食し、「県教委に来ないか」と打診。矢野被告が「お願いします」と応じたため、翌12月から今年3月にかけて、同市教育長に矢野被告の異動を内々に伝えたという。矢野被告は4月1日付で参事に昇進した。(11/21 読売新聞)
>富松哲博被告の初公判が21日、大分地裁(宮本孝文裁判長)であった。起訴事実の認否で、富松被告は「商品券をもらったことは確かだが、謝礼としてはもらっていないと認識している」とわいろ性を否定し、弁護側も無罪を主張した。一連の事件で、否認したのは初めて。
検察側は冒頭陳述で、わいろ性について「商品券をもらうのは、参事任用への謝礼と、今後、目をかけてもらいたいというあいさつだと認識していた」と指摘した。(11/21 毎日新聞)
>大分県教育委員会をめぐる一連の汚職事件で、昇任に絡んで商品券を受け取った疑いが持たれている現職審議監・富松哲博容疑者が17日夕方、収賄の疑いで逮捕された。
県教委の富松容疑者は、別の贈賄罪に問われている矢野哲郎被告から20万円分の商品券を受け取ったことを認めている。これが昇任の謝礼だった疑いが持たれているが、富松容疑者はワイロ性を否定していた。しかし、矢野被告が謝礼だったことを認める発言をしていることなどから、警察は収賄の疑いで慎重に捜査を進めていた。その後、富松容疑者が体調を崩して入院したため、警察は本人の回復を待っていた。そして容疑が固まったとして、警察は富松容疑者を収賄の疑いで逮捕した。
県教委をめぐる一連の事件は、現職ナンバー2の逮捕にまで発展した。(08/9/17 NNN)
>大分県の教員採用汚職事件で、収賄罪に問われ懲役1年6月、執行猶予4年の大分地裁判決(今月6日)を受けた二宮政人・元県教委教育審議監(62)について、検察、弁護側は控訴期限の20日までにともに控訴せず、有罪判決が確定した。(11/21 毎日新聞)
>大分県の教員採用試験を巡る汚職事件で、贈賄罪に問われ先月30日に大分地裁で懲役1年2月、執行猶予3年の有罪判決を受けた浅利幾美・元小学校長(53)について、検察側、弁護側とも控訴期限の13日までに控訴せず、有罪判決が確定した。
一連の汚職事件で起訴された8人のうち、判決が確定するのは初めて。(11/15 毎日新聞)
>08年度の教員採用試験で得点の改ざんにより不正に合格した教員の採用を取り消すことを決めた大分県教育委員会は30日、職員らが対象者のほぼ全員と個別に面談し、取り消しについて伝えた。多くの教員は自分の得点がかさ上げされた事実を知らなかったと話し、「納得できない」と反発する声も上がったという。不正に合格したとされるのは小学校14人、中学校6人、養護教諭1人の計21人。
県教委によると、このうち元小学校長、浅利幾美被告(52)=贈賄罪で起訴=の長男で既に辞職した元教諭(26)を除く20人のほぼ全員と面談し、改ざん前の本来の得点を示したうえで採用取り消しの方針を伝えた。上司の校長や教頭、市教委職員らも同席した。
対象者の多くは、自分の得点が改ざんされていたことを「全く知らなかった」と話しているという。
県教委は自主的な退職も勧めたうえで、納得が得られない場合でも採用を取り消す。ただ、本人が希望すれば臨時講師として雇用する。面談ではこうした方針も伝えたが「(取り消しは)受け入れられない」と反発したり、動揺して泣き出したりする人もおり、この日に結論を出した教員はいなかったという。
県教委は9月上旬をめどに採用を取り消す考えで、近く再び面談して本人の意向を確認する。
また、県教委は31日に臨時委員会を開く。昇任の謝礼などの趣旨で元県教委幹部に商品券を渡したとして、贈賄罪で在宅起訴された同県佐伯市立小学校の男女2人の教頭や、起訴猶予処分になった同市立小の女性校長の懲戒処分について協議する。一連の事件に関与して不在になっている教頭らの後任も決める方針。(8/31 朝日新聞)
>大分県の教員採用試験をめぐる汚職事件で、県教育委員会は29日、今年度採用され、不正が確認された教員21人の採用を取り消す方針を決めました。
「平成20年度の選考については、本来、不合格であった者の採用取り消しと、本来、合格とされるべき者の救済措置を実施する」(大分県教育委員会 林 浩明 委員長職務代理)
大分県教育委員会は、今年4月に採用され、不正が確認された教員21人の採用を取り消すことを29日、決めました。
しかし、同じく不正があったとされる昨年度の採用については、確実なデータが特定できないとして、採用取り消しを行わないことを明らかにしました。
また、この日は管理職昇任をめぐり県教育委員会の元参事に50万円分の商品券を贈ったとして、小学校教頭の渡辺洋一被告と広瀬忍被告の2人が在宅起訴されました。(8/29 TBS)
>大分県の教員採用汚職事件を受け、県教育委員会(6人)は29日、臨時会を開き、不正の背景や実態などを調べていた教育行政改革プロジェクトチームから調査結果の報告を受けた。小学校教員採用試験に加え、校長、教頭の昇任試験でも点数操作が行われていたほか、高校の教頭任用で県教育委員への働きかけを認めた例もあり、調査した10年間で不正が幅広く行われていた実態が浮き彫りになった。
報告書によると、県教委義務教育課人事班の担当者は05、06年度の昇任試験で、各3人程度の点数を上げたと証言。08年度の教頭昇任試験では、9人に対する10点から20点の加点と、3人への5点から10点の減点が見つかった。
また99年度の高校教頭昇任試験で、当時の県教育委員に不正に働きかけをしたことを認めた教員もいた。小中学校の校長など1067人対象のアンケートの回答には「(県教委の)元参事宅には、これまで何人も訪れて商品券を置いて帰っている」との記入があり、昇任試験をめぐり金品授受が慣例化していたことを示した。
事件の背景として
(1)県教委OBらの働き掛けなどがあり選考が不適切
(2)県教組の組織率が高く、身内意識が強い
(3)人事権限が特定職員に集中し教委のチェック機能が欠けていた‐点を挙げた。
再発防止策として、昇任試験で、校長や教育事務所長の推薦を廃止する方向で検討するほか、県教委内に教育行政の再生に向けた「教育行政改革推進室」(仮称)を新設する。
臨時会では、報告書を了承。採用や昇任試験などで不正に関与した関係者の処分を決める。(8/29 西日本新聞夕刊)
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