>横浜市教育委員会は24日、インターネットの自分のブログに「死ね死ね死ね…」「教頭抹殺したい」などと書き込んだ横浜市立小学校の男性教諭(29)を免職の分限処分にした。
男性教諭は今年4月から条件付き採用中だった。
市教委には「子供の前でしかられるなどして頭にきていた。ぶつけようのない怒りをブログに書いた」と話しているという。
市教委によると、男性教諭は6~7月までに、40代の女性主幹教諭を名指しして「死ね」を計50回以上繰り返したり「ホント、殺したい」「教師殺しがあったら、それはオレです、絶対」などと書き込んでいた。また50代の女性副校長に対しても「教頭抹殺したい」と書いていたという。
3日に神奈川県から横浜市に「教諭が書いたとみられるブログの書き込みがある」との情報提供があった。市が調査を開始したところ、このブログに主幹教諭の名字と横浜市の区名が書きこまれているのを発見。事実確認を行ったところ、男性教諭が自分で書き込んだことを認めたという。
背景には、上司の指導に対する不満があったとみられている。
この男性教諭は4月に条件付き採用で着任。
4年生を受け持ち、主幹教諭と理科系のクラブを一緒に担当していた。
これまで大きなトラブルはなかったという。
男性教諭は、殺人予告を書き込んだ理由について「実験を行った際、器具の使い方を間違い主幹教諭から子供の前でしかられた」「主幹教諭が勝手に実験を変更した」などと話している。
副校長への「抹殺したい」との記載は「私が注意されたことを、ほかの教諭に話したから」と説明。
この副校長は市教委の聞き取り調査に、男性教諭が鉛筆の先を自分に向けたまま、鉛筆削りの場所を尋ねてきたことがあったため、これを注意し、それをほかの教諭に話したという。
市教委は主幹教諭や副校長の指導について、いずれのケースも「通常の指導の範囲内」と判定。
男性教諭を適格性を欠くとして、懲戒処分ではなく分限処分とした。
標的となった2人の女性教諭は「死ね」などとブログに書き込まれていたことを知ると、かなり動揺していたらしい。警察に被害届を提出しない理由については、副校長は「一緒にやってきた仲間だから」、また主幹教諭は「この件にこれ以上かかわりたくない」と話しているという。
免職処分が決まる前、男性教諭は「職を続けて信頼回復に努めたい」「深く反省している」と話していたという。(08/7/25 スポーツ報知)

>横浜市教育委員会は二十四日、市立小学校に勤務する二十代の男性教諭がインターネット上の自分のブログに、勤務先の上司に当たる女性教諭を名指しした上で「死ね死ね死ね…」と「死ね」を五十一回も書き連ねるなど、教員として適性を欠く行為があったとして、この教諭を同日付で免職処分にした。
同市教委によると、この教諭による書き込みがあったのはことし六月から七月。
名指しされた勤務校の女性主幹教諭に加え、女性副校長に対しても「教頭抹殺したい」と記載。
さらに、「教師殺しがあったら、それはオレです。絶対」などと書き込んでいた。
七月三日に県から情報提供があり、市教委が本人に確かめたところ、担当するクラブ活動や日常のやりとりで副校長や主幹教諭から注意を受けたことから、「怒りをぶつけようと書き込みをした」と認めたという。
この教諭は四年生の担任で今年四月一日付の採用。
勤務成績が一年間良好なら正式採用される条件付き採用の期間中だった。
地方公務員法の分限処分は正式採用前の職員には当てはまらないため、人事院規則を準用して処分した。(カナコロ)

>男性教諭は「主幹教諭から子どもの前でしかられ、不満があった。殺すつもりは全くなく、深く反省している」と話しているという。(日経新聞)