>北九州市教委は23日、市立戸畑高等専修学校で4月から、懲役刑の執行猶予期間中の女性(42)を洋裁の非常勤講師として採用していたと発表した。
市教委は19日、就業要綱に基づき女性に委嘱無効を通知した。女性による授業は無効となり、1年生31人に26~48時間の補習が必要となる。学校側は夏・冬休みなどを使い補習をするという。
市教委によると、女性は05年12月に懲役2年6月、執行猶予4年の判決を受け、翌月確定した。07年3月、非常勤講師に登録する際、欠格条項の調査に対し禁固以上の刑に処せられたことはないと回答。市教委は十分確認せず、4月から洋裁と特別活動の非常勤講師として採用していた。6月10日に匿名の電話があり、判明した。
市教委の聴取に女性は「欠格条項を十分認識しないで、署名なつ印をした。学校、生徒に迷惑をかけ申し訳ない」と話したという。女性は96年3月まで3年間、市内の学校の教諭を務めて退職したという。
市教委は「教諭については欠格条項を調べるが、非常勤講師は本人の申し出で運用していた。欠格条項調書を改善する余地はあると思う」と話している。
市教委によると、非常勤講師には約2000人が登録し、現在約880人を採用している。(08/6/24 毎日新聞)

>要綱は、欠格要件として「禁固以上の刑を受け、執行を終わるか執行を受けることがなくなるまでの者」などと定めている。元講師は06年1月に懲役2年6月、執行猶予4年の刑が確定したが、市教委の「禁固以上の刑に処せられたことがあるか」の問いに「ない」と回答し、07年3月、非常勤講師に登録された。「よく内容を確かめずに書いた」と話しているという。今月10日に市教委に情報提供があり発覚した。
元講師が単独で行った洋裁45コマと学級活動3コマの授業計48コマ(一コマ50分)が無効となり、1年生31人が補講を受けるという。市教委は近く、生徒や保護者に事情を説明する。(読売新聞)


これも北九州だった。
>北九州市小倉北区の私立真颯館(しんそうかん)高校(原口和生校長)で、調理科の男性教員(57)が今年5月末まで約9カ月間、無資格で生徒を指導していたことが12日分かった。
男性は調理師免許のコピーを改ざんして同校に提出し、同校は免許の原本を確認しないまま採用していた。厚生労働省は、男性が行った授業はすべて無効として、調理科の生徒全員に補講を行うよう同校に命じている。
同校によると、男性は03年3月に調理師免許を取得。07年9月、調理実習を指導する常勤教員に採用された。調理師法に基づく厚労省の指導要領は、調理実習教員になるために免許取得から5年以上の調理実績を義務付けている。採用時、男性の実績は半年ほど不足していたが、学校には「95年5月取得」と改ざんした免許のコピーを提出していた。
同校調理科には3学年に計108人の生徒が在籍。規定単位を取って卒業すれば調理師試験を受けずに免許を申請できる。だが、厚労省九州厚生局は、男性が指導した実習の単位は無効と判断。「学校側に(不足分の)補講を行ってもらうしかない」としている。
2、3年生で最大90‐120時間、1年生も20時間ほどの補講が必要になる見込み。今春の卒業生は別の調理師が指導したため影響はないという。同校は男性の実習時間を算定して補講計画書を作り、九州厚生局に提出する。男性は近く解雇する方針。
免許の改ざんは今月、外部からの指摘で発覚した。
同校を運営する学校法人真颯館の川崎哲雄常務理事は「だまされたとはいえ、原本を確認せず、学校もうかつだったといわれても仕方がない。生徒や保護者に申し訳ない」と話している。(6/13 西日本新聞)

>厚生労働省の指導要領では、調理実習助教諭は調理師免許取得後、原則として10年以上の実績が必要で、男性は学校側に免許取得時を「95年5月」と改ざんした免許の写しを提出していた。
男性は77年8月に調理師試験に合格。山口県内のホテルなどでコックとして勤務していたが、03年まで免許申請を怠り、助教諭資格を満たすために改ざんしたという。
調理科の生徒は、規定単位を取って卒業すれば調理師試験なしで免許を申請できる。だが、学校側が厚労省に報告したところ、男性による実習はすべて無効で補講が必要と命じられ、現在計画を立てている。(毎日新聞)

>調理実習の教員には、調理師免許を取得後、5年以上の調理実績などが義務付けられています。男性教員は03年3月に免許を取得しており、去年9月の採用時に実績が約半年不足していたため、取得時期を改ざんした免許証のコピーを学校に提出していました。
学校側も原本の確認はしていませんでした。
生徒が取得した単位は無効と判断され、3学年で108人の生徒に最大で約130時間の補講が必要になります。学校側は13日、男性教員の解雇を決める方針です。(RNB)

>高校も、その“腕”を認めていたのですが・・・。北九州市の真颯館高校で調理科の57歳の教員が無資格で生徒を指導していました。
川崎哲雄常務理事は「本当に免許証の交付を山口県で受けていないのと言って、改めて尋ねたくらいですよ。もう、悔しくてしょうがない」と話していました。
調理科の生徒は規定の単位を取得して卒業すれば、調理師免許を取得できます。
しかし厚生労働省がこの教員の授業は無効としたため、高校では生徒108人に最大で128時間の補講を行い対応するとしています。(KBC)