>埼玉県で高校の元校長が交際していた元教え子にメールなどで脅迫した事件で、さいたま地裁熊谷支部は、元校長に執行猶予のついた有罪判決を言い渡しました。
川口市立川口高校の元校長・市川和夫被告(56)は去年11月、交際していた元教え子の20代の女性をメールなどで脅迫した罪に問われています。
15日の判決で、さいたま地裁熊谷支部は「教育現場に対する社会の信頼を大きく損なった責任は重い」として、市川被告に懲役1年6カ月、執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。
市川被告は校長室から、「あなたのために人を殺すことは平気だ」などとメールや電話をしたうえ、女性のプライバシーを記載した封書を自宅に送りつけていました。(08/7/15 ANN)
>在学中から交際していた教え子だった20代の女性を脅したとして、脅迫罪に問われた市川和夫被告に対し、さいたま地裁熊谷支部は15日、懲役1年6月、執行猶予4年(求刑・懲役1年6月)を言い渡した。永田誠一裁判官は「教育に対する社会の信頼を大きく損なった責任は重い」と述べた。
判決によると、市川被告は女性に新たな交際相手ができ、会うことを拒否されたことに腹を立て、07年11~12月、校長室から電話や電子メール、手紙で計4回にわたり、「人を殺すことだって平気だ。交際相手に過去の私生活をばらす」などと脅した。
弁護側は「県の高校入試改革に尽力したが懲戒免職となった。マスコミ報道などで社会的制裁は受けている」として執行猶予を求めていた。(7/15 毎日新聞)
>元教え子の20歳代の女性に「過去の性体験を暴露する」とメールを送るなどしたとして、脅迫の罪に問われた市川和夫被告の初公判が29日、さいたま地裁熊谷支部で開かれた。市川被告は起訴事実を認め、即日結審した。
検察側は「文言は卑劣で態度は悪質。メールが届かないことを考えて文書を送りつける行為は、常軌を逸している。校長室からの破廉恥なメールは教育現場の信頼を揺るがした」として懲役1年6月を求刑した。
弁護側は「犯行当時は別れる決意があり、約束を守らない女性に激高したことが動機。懲戒免職となるなど、社会的制裁を受けている」と執行猶予を求めた。
最終陳述で、市川被告は「将来ある彼女は早く立ち直って幸せになってほしい」と述べた。判決は7月15日に言い渡される。
被告人質問で、市川被告は交際を続けた経緯について、「支えてきた。自立してもらいたかった」「離れていこうとすると何かあり、放っておけない気持ちになった」と述べた。
また、校内で女性と関係を持ったことも明らかにした。
論告などによると、市川被告は平成14年ごろから、当時教頭として勤務していた高校の生徒だった女性と交際を開始。
19年初めに女性に恋人ができ別れを切り出され、会うことを拒否されたため激怒。
19年11~12月に4回にわたり、校長室から「会わないと何をするか分からない。人を殺すことは平気だ」「裸の写真を恋人に送る」と女性に電話。(5/29 産経新聞)
>埼玉県川口市教育委員会は9日、市川和夫被告を懲戒免職処分にした。
市教委は、脅迫罪で起訴された行為が、地方公務員法違反(信用失墜行為の禁止)に当たると判断した。(4/9 時事通信)
>市川和夫容疑者は今月までの1年間に、メールなどで100回近くにわたり脅迫を繰り返していたことが、9日わかった。
同課は同校の校長室などを捜索、押収したパソコンなどから脅迫内容などを調べている。
調べによると、市川容疑者は、メールなどに女性との交際の経緯を詳細に書き込み、交際を続けないなら「交際していることを他人にばらす」などと脅していた。脅迫の回数は少なくとも100回近くに上るという。07年11月ごろからは、執拗に交際し続けるように迫ったため、身の危険を感じた女性が同12月に県警に相談。今年1月に被害届を出した。
市川容疑者は02年1月ごろ、教頭を務めていた県北部の県立高校で、当時2年生だった女性の相談に乗ったり、放課後に勉強を教えたりしているうちに交際を始めたという。既婚者だったが、女性が卒業した後も交際を続けていた。
同課などは、07年3月ごろ、女性がほかの男性との交際を理由に別れ話を切り出したことから、電話やメールなどで交際を続けるよう迫り始めたとみている。
調べに対し、市川容疑者はメール送信などは認めているが、「事実を書いただけ。脅迫するつもりはなかった」と、犯意を否認している。(3/10 読売新聞)
>市川和夫容疑者が今月初め、被害者の女性から警察に相談していると伝えられても「警察は逮捕できない」と話し、復縁を迫っていたことが九日、同課の調べで分かった。
県警は同日、校長室を捜索してパソコンなどを押収。市川容疑者がストーカーまがいの行為をエスカレートさせた経緯を調べる。
女性へのメールの中に校長室のパソコンから送ったものがあったことや、手紙の中に学校の封筒を使ったものがあったことも新たに判明した。
調べでは、市川容疑者は昨年一月に女性から別れ話を切り出され、いったんは了解したが、その後、「誠意が通じず悔しい。あなたが決めた悪魔の選択」「裏切られた気持ち。恨んでいる」「あなたが他の男性と居ることは認められない」「人を殺すことは平気だよ」などと執拗に復縁を迫るメールや手紙を送ったり、電話をかけたりして、脅した疑いが持たれている。
県警などによると、女性は昨年末に自殺未遂するまで追い込まれた。しばらくメールなどはやんだが、その後、再び送られてくるようになったため、女性は今月初め意を決して同容疑者に会い、やめるよう頼んだ。
その際、警察に相談していることも伝えたが、同容疑者は「被害届を出しても(メールなどの)内容は事実だから、警察は逮捕できない」と、聞き入れなかったという。
市川容疑者は県北部の県立高校の教頭だった〇〇-〇一年に在校生だった女性と知り合い、悩みごとの相談を受けたり、数学の補習授業を担当したりしているうちに交際を始めた。
六年近く交際した後、昨年一月に女性に別れ話を切り出され、いったんは応じたが、その後、執拗にメールや手紙を送るようになったという。(東京新聞)
>昨年、女性が別の男性と付き合うようになってからも、交際を続けることを要求。昨年十一月下旬から十二月中旬までの間、携帯電話や勤務先の学校にあるパソコンから「交際相手の住所、経歴全部知っている。何かあっても知らないよ。人を殺すことは平気だよ。二人の関係をばらすよ」「着信拒否や無視を続けるなら恋人に会いに行くか、手紙を書くか、すべてをばらす」などと書いたメールを送り、脅していたという。
昨年十二月、女性が大量の睡眠薬を飲み、自殺を図ったことがきっかけで、家族などが市川容疑者との関係に気づき、同署に相談していた。
■改革派の一面 痴漢取り押さえも
「より良い社会の実現に貢献できる人間になってください」。八日午前の卒業式で祝辞を述べた市川和夫容疑者は、謝恩会を終え帰宅したところ、埼玉県警の捜査員に任意同行を求められた。
市川容疑者は埼玉県内の県立高校などで数学の教師を務めた。〇二年に県立総合教育センター主任指導主事となり、〇六年から川口高校長を務めていた。
市川容疑者が同校に校長として赴任した後、学業や人物の優れた生徒の授業料を免除する特待生制度を、県内の公立高で初めて導入するなど、先進的な取り組みを進めていた。
〇六年にはJR上尾駅で女子高生に痴漢をした男を取り押さえたこともあった。
「まじめで仕事一途」という評判の裏で、元教え子への思いを断ち切れなかった。
県警によれば、昨年から「交際を続けないなら樹海に飛び込む」「一緒に死のう」などと書いたメールを送っていただけでなく、女性の家の前で待ち伏せしたり、女性が携帯電話の番号を変えても、新しい番号を調べ出して脅迫を続けていたという。(東京新聞)
川口市立川口高校の元校長・市川和夫被告(56)は去年11月、交際していた元教え子の20代の女性をメールなどで脅迫した罪に問われています。
15日の判決で、さいたま地裁熊谷支部は「教育現場に対する社会の信頼を大きく損なった責任は重い」として、市川被告に懲役1年6カ月、執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。
市川被告は校長室から、「あなたのために人を殺すことは平気だ」などとメールや電話をしたうえ、女性のプライバシーを記載した封書を自宅に送りつけていました。(08/7/15 ANN)
>在学中から交際していた教え子だった20代の女性を脅したとして、脅迫罪に問われた市川和夫被告に対し、さいたま地裁熊谷支部は15日、懲役1年6月、執行猶予4年(求刑・懲役1年6月)を言い渡した。永田誠一裁判官は「教育に対する社会の信頼を大きく損なった責任は重い」と述べた。
判決によると、市川被告は女性に新たな交際相手ができ、会うことを拒否されたことに腹を立て、07年11~12月、校長室から電話や電子メール、手紙で計4回にわたり、「人を殺すことだって平気だ。交際相手に過去の私生活をばらす」などと脅した。
弁護側は「県の高校入試改革に尽力したが懲戒免職となった。マスコミ報道などで社会的制裁は受けている」として執行猶予を求めていた。(7/15 毎日新聞)
>元教え子の20歳代の女性に「過去の性体験を暴露する」とメールを送るなどしたとして、脅迫の罪に問われた市川和夫被告の初公判が29日、さいたま地裁熊谷支部で開かれた。市川被告は起訴事実を認め、即日結審した。
検察側は「文言は卑劣で態度は悪質。メールが届かないことを考えて文書を送りつける行為は、常軌を逸している。校長室からの破廉恥なメールは教育現場の信頼を揺るがした」として懲役1年6月を求刑した。
弁護側は「犯行当時は別れる決意があり、約束を守らない女性に激高したことが動機。懲戒免職となるなど、社会的制裁を受けている」と執行猶予を求めた。
最終陳述で、市川被告は「将来ある彼女は早く立ち直って幸せになってほしい」と述べた。判決は7月15日に言い渡される。
被告人質問で、市川被告は交際を続けた経緯について、「支えてきた。自立してもらいたかった」「離れていこうとすると何かあり、放っておけない気持ちになった」と述べた。
また、校内で女性と関係を持ったことも明らかにした。
論告などによると、市川被告は平成14年ごろから、当時教頭として勤務していた高校の生徒だった女性と交際を開始。
19年初めに女性に恋人ができ別れを切り出され、会うことを拒否されたため激怒。
19年11~12月に4回にわたり、校長室から「会わないと何をするか分からない。人を殺すことは平気だ」「裸の写真を恋人に送る」と女性に電話。(5/29 産経新聞)
>埼玉県川口市教育委員会は9日、市川和夫被告を懲戒免職処分にした。
市教委は、脅迫罪で起訴された行為が、地方公務員法違反(信用失墜行為の禁止)に当たると判断した。(4/9 時事通信)
>市川和夫容疑者は今月までの1年間に、メールなどで100回近くにわたり脅迫を繰り返していたことが、9日わかった。
同課は同校の校長室などを捜索、押収したパソコンなどから脅迫内容などを調べている。
調べによると、市川容疑者は、メールなどに女性との交際の経緯を詳細に書き込み、交際を続けないなら「交際していることを他人にばらす」などと脅していた。脅迫の回数は少なくとも100回近くに上るという。07年11月ごろからは、執拗に交際し続けるように迫ったため、身の危険を感じた女性が同12月に県警に相談。今年1月に被害届を出した。
市川容疑者は02年1月ごろ、教頭を務めていた県北部の県立高校で、当時2年生だった女性の相談に乗ったり、放課後に勉強を教えたりしているうちに交際を始めたという。既婚者だったが、女性が卒業した後も交際を続けていた。
同課などは、07年3月ごろ、女性がほかの男性との交際を理由に別れ話を切り出したことから、電話やメールなどで交際を続けるよう迫り始めたとみている。
調べに対し、市川容疑者はメール送信などは認めているが、「事実を書いただけ。脅迫するつもりはなかった」と、犯意を否認している。(3/10 読売新聞)
>市川和夫容疑者が今月初め、被害者の女性から警察に相談していると伝えられても「警察は逮捕できない」と話し、復縁を迫っていたことが九日、同課の調べで分かった。
県警は同日、校長室を捜索してパソコンなどを押収。市川容疑者がストーカーまがいの行為をエスカレートさせた経緯を調べる。
女性へのメールの中に校長室のパソコンから送ったものがあったことや、手紙の中に学校の封筒を使ったものがあったことも新たに判明した。
調べでは、市川容疑者は昨年一月に女性から別れ話を切り出され、いったんは了解したが、その後、「誠意が通じず悔しい。あなたが決めた悪魔の選択」「裏切られた気持ち。恨んでいる」「あなたが他の男性と居ることは認められない」「人を殺すことは平気だよ」などと執拗に復縁を迫るメールや手紙を送ったり、電話をかけたりして、脅した疑いが持たれている。
県警などによると、女性は昨年末に自殺未遂するまで追い込まれた。しばらくメールなどはやんだが、その後、再び送られてくるようになったため、女性は今月初め意を決して同容疑者に会い、やめるよう頼んだ。
その際、警察に相談していることも伝えたが、同容疑者は「被害届を出しても(メールなどの)内容は事実だから、警察は逮捕できない」と、聞き入れなかったという。
市川容疑者は県北部の県立高校の教頭だった〇〇-〇一年に在校生だった女性と知り合い、悩みごとの相談を受けたり、数学の補習授業を担当したりしているうちに交際を始めた。
六年近く交際した後、昨年一月に女性に別れ話を切り出され、いったんは応じたが、その後、執拗にメールや手紙を送るようになったという。(東京新聞)
>昨年、女性が別の男性と付き合うようになってからも、交際を続けることを要求。昨年十一月下旬から十二月中旬までの間、携帯電話や勤務先の学校にあるパソコンから「交際相手の住所、経歴全部知っている。何かあっても知らないよ。人を殺すことは平気だよ。二人の関係をばらすよ」「着信拒否や無視を続けるなら恋人に会いに行くか、手紙を書くか、すべてをばらす」などと書いたメールを送り、脅していたという。
昨年十二月、女性が大量の睡眠薬を飲み、自殺を図ったことがきっかけで、家族などが市川容疑者との関係に気づき、同署に相談していた。
■改革派の一面 痴漢取り押さえも
「より良い社会の実現に貢献できる人間になってください」。八日午前の卒業式で祝辞を述べた市川和夫容疑者は、謝恩会を終え帰宅したところ、埼玉県警の捜査員に任意同行を求められた。
市川容疑者は埼玉県内の県立高校などで数学の教師を務めた。〇二年に県立総合教育センター主任指導主事となり、〇六年から川口高校長を務めていた。
市川容疑者が同校に校長として赴任した後、学業や人物の優れた生徒の授業料を免除する特待生制度を、県内の公立高で初めて導入するなど、先進的な取り組みを進めていた。
〇六年にはJR上尾駅で女子高生に痴漢をした男を取り押さえたこともあった。
「まじめで仕事一途」という評判の裏で、元教え子への思いを断ち切れなかった。
県警によれば、昨年から「交際を続けないなら樹海に飛び込む」「一緒に死のう」などと書いたメールを送っていただけでなく、女性の家の前で待ち伏せしたり、女性が携帯電話の番号を変えても、新しい番号を調べ出して脅迫を続けていたという。(東京新聞)
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