>仙台市教委は22日、PTAによるバザー収益金の寄付など計約56万円を横領したとして、泉区長命ケ丘小の石垣康雄教頭(58)を、同日付で懲戒免職処分にしたと発表した。児童に対する影響の大きさを考え、刑事告発も検討する。
市教委によると、石垣教頭はバザー収益の寄付や学校施設を利用した町内会からの謝礼などを、学校樹木の手入れなどに充てる「学校諸会計」として管理。06年5月から8月にかけ、口座から計51万7504円を6回にわたって不正に引き出した。
06、07年に町内会が夏祭り会場に学校を使用した謝礼として払った計4万円も、口座に入れず着服。さらに、卒業時に児童1人当たり100円を集める同窓会費でも05、06年度の2年分、計9800円を使い込んだ。
このほか、市から地域に支払われ、石垣教頭が事務を担当していた「学校施設開放事業委託金」でも領収書と使用額が合わないことが判明しており、市教委が調査を進めている。
石垣教頭は06年4月から現職。学校諸会計を1人で管理していた。07年4月に着任した現校長が、同年5月と12月に確認した際には、諸会計の存在を否定していたという。今年1月、校長が書類を整理した際、前教頭から石垣教頭への引き継ぎ書が見つかり、着服が発覚した。
石垣教頭は「パチスロに使った。いつか戻そうと思ったができなかった。教頭としてとんでもないことをしてしまい、社会的責任を痛感している」と話しているという。横領した金は、全額返済した。
市教委によると、各学校はバザー収益などの雑収入を「諸会計」「雑会計」などとして管理しているが、監査や決算報告がないケースも多い。市教委は再発防止に向け、全市立学校で実態を調査する。
市教委の西城正美学校教育部長は「諸会計は透明性が低く、不正の温床になりかねない。実態を調査した上で対応策を考えたい」と話した。(08/2/23 河北新報)

>同校ではこのプール金の存在を教頭しか知らなかったといい、同市教委は「不透明に管理されるプール金は不正の温床」として全市立校でプール金の実態調査に乗り出す。
市教委教職員課によると、石垣教頭は同校に着任した直後の06年5月から8月にかけて、同校のプール金口座から引き出した計51万7504円を横領。また、夏祭りの際に町内会から受け取った謝礼金4万円、専用口座に入金するはずだった卒業生の同窓会費2年分の9800円を口座に入金せずに使った。
石垣教頭はパチスロにのめりこんでいたといい「挽回し、戻そうと思っていた。教頭としてとんでもないことをした」と話しているという。
同校はバザーの収益金や、03年に祝儀の受け取りを自粛するまでの入学式、卒業式などの来賓からの祝儀を口座に集めていた。こうした金は主に学芸会の際、備品の賃借料や、植木の枝切りなどに使われてきたという。
石垣教頭は校長が昨年4月に着任した際、こうしたプール金の口座はないと説明。今年1月24日、書類を整理するなどして存在を知った校長が問いつめ、使い込みが発覚した。全額を1月30日に返済したという。
同市教委は「こうした金はもうないと思っていた」と説明。各校で管理しているプール金は「不透明で、一部の人しか知らないまま引き継がれている」として、全市立校193校の調査に乗り出す。
文部科学省初等中等教育企画課は「自治体の教育委員会が学校プール金のを調査した例は聞いたことがない」という。
市や県は95年に県の食糧費の不正支出が発覚した後、裏金の存在を一斉に洗い出したが、学校について一斉調査するのはこれが初めて。06年に岐阜県の裏金問題が発覚した際の調べでは、県立の公立校30校が1年間に計約900万円の裏金を作っていたことがわかった。市教委は「過去の裏金が残っている可能性もないとは言えない」としている。(朝日新聞)