さっさと潰せ
中島恒雄氏(73)が総長に復帰したことが23日、文部科学省への取材で分かった。
同省はワンマン経営に問題があるとして復帰させないよう大学側に指導してきており、経緯の報告を求めている。
文科省によると、中島氏は11月20日付で学長と運営学校法人の理事長を兼ねる総長に復帰。ホームページには中島氏の写真が掲載され、法人理事長や学長、系列の専門学校長などとして紹介されている。
文科省は中島氏に権限が集中していたことを問題視しており、大学側も復帰を認めないとの再発防止策を公表していた。(20/12/23 共同)
東京福祉大の系列「保育・介護・ビジネス名古屋専門学校」(名古屋市中区)に、定員の4倍超の生徒が在籍していることが12日、関係者への取材で分かった。
愛知県が詳しい経緯を調査し、是正指導を検討している。
運営する学校法人などによると、専門学校は6学科あり、定員は1116人。2015年度から、留学生のみを受け入れる2学科で定員超過の状態が続いていた。
全体で5千人近い生徒が現在、在籍しており、大半が留学生とみられる。(19/6/12 共同)
学校法人たちばな学園(旧茶屋四郎次郎記念学園)
東京福祉大学
学校法人サンシャイン学園
理学・作業名古屋専門学校(旧名古屋医療福祉専門学校)
保育・介護・ビジネス名古屋専門学校(旧名古屋福祉保育柔整専門学校)

秋元司 客員教授、学校法人の理事
東京福祉大(東京都豊島区)の外国人留学生が所在不明になった問題で、文部科学省と出入国在留管理庁は11日、不明留学生は2016~18年度で計1610人に上るとする調査結果を公表した。
同省などは同大に対し、7月末までに留学生の在籍管理などに関する改善計画の提出を求めるとともに、当面は新たに入学する学部研究生への「留学」の在留資格付与を認めない方針などを示した。
同省によると、国が大学の留学生受け入れを制限する対応は初めて。
同省などは今年3月以降、同大の王子キャンパスなどに5回立ち入り調査を実施。今月10日に大学側へ結果を通知した。
調査結果によると、16年度からの不明者1610人のうち学部研究生は計1113人だった。
同研究生に関し、不十分な確認作業などで入学者選考時に求められる一定水準以上の日本語能力を満たしていない学生が多数在籍していたことなどが判明した。
学部研究生は、東京福祉大が独自に設けた制度。修了後に学部の正規課程への進学を前提としているが、「実際は日本語の予備教育課程を行っていた」(同省)という。(19/6/11 時事通信)
>留学生の在籍数が国内トップクラスの東京福祉大学で、1年間におよそ700人もの留学生が所在不明となっていることが、JNNの取材で分かりました。
これほど多くの留学生が所在不明となるのは極めて異例で、文部科学省と法務省は近く本格的な調査に乗り出す方針です。現場から、「消えた留学生」と題して、新たなシリーズでお伝えします。
東京福祉大学は、東京・池袋や群馬県伊勢崎市などにキャンパスを持ち、早稲田大学に次ぐおよそ5000人の留学生が在籍しています。ところが、JNNが、内部文書を入手し調べたところ、去年4月、「研究生」という資格で入学したベトナム、ネパールなどからのおよそ2700人の留学生のうち、700人近くが所在不明となり、大学から除籍されていたことがわかりました。
文部科学省と法務省入国管理局もこうした実態を把握しているほか、関係者によりますと、法務省入国管理局は、東京福祉大学の留学生数十人が就学ビザが切れるなどして不法残留になっていることも確認しているということです。
「(Q.クラスの中でいなくなる人は?)そ
うですね、いっぱいいます。大体、半分くらいいます。入った時は(留学生が)42人くらいいましたけど、今減ってきて、25人くらいで卒業します」(東京福祉大の研究生)
東京福祉大学の留学生向けのパンフレットの表紙には、「お金持ちになる夢につながる」と書かれています。
所在不明になり、除籍されたモンゴル人男性が取材に応じ、「期待していたような授業内容ではなかった」と話しました。
「最初入ったときも、勉強やりたいなと思って入った。でも全然しないから。辞めたのは11月くらいかな。(Q.今は何の仕事?)引っ越し、引っ越し」(東京福祉大から除籍 モンゴル人の男性)
これだけの数の留学生が所在不明となるのは極めて異例で、文科省と法務省は、近く、本格的な調査を行う方針です。
東京福祉大学はJNNの取材に対し、「留学生の増加に伴い、受け入れ支援体制も整備が進んでいる」としていますが、所在不明の問題については回答していません。(19/3/15 TBS)
>さらに、これとは別に3年間で500人を超える研究生が退学になっていたことが、大学関係者への取材でわかりました。
昨年度だけで見ると、4月に入学したおよそ2700人の研究生のうち、所在不明による除籍がおよそ700人、退学がおよそ240人となっています。(3/16 TBS)
>大学側が文部科学省に「所在不明」ではなく「除籍」と報告していたため、文科省の把握が遅れたことが18日、分かった。
所在不明者は過去3年間で約1400人に上ることも新たに判明。~(3/18 産経新聞)
東京福祉大を運営する学校法人「茶屋四郎次郎記念学園」(東京都豊島区)の預金など約1億1千万円を着服したとして、警視庁捜査2課は29日、業務上横領容疑で、同学園元財務担当課長、別所信男容疑者(64)=埼玉県朝霞市=を逮捕した。
「競馬やパチンコに使った」と容疑を認めているという。
逮捕容疑は平成23年3月下旬~24年10月、学園の定期預金口座を解約して普通預金口座に移した上、数十回引き出すなどして約1億1千万円を着服したとしている。
捜査2課によると、別所容疑者は学園の財務担当課長や財務課長補佐として預金の管理などを担当していた。
25年4月に、別の職員が会計処理をしていたところ、着服が発覚した。(16/11/29 産経新聞)
茶屋四郎次郎記念学園の元総務課長の男性(61)が、大学の運営費など約1億1200万円を着服し、懲戒解雇されていたことが8日、学園への取材で分かった。
学園は業務上横領容疑で、警視庁への刑事告訴を検討している。
学園によると、元課長は2011年3月~12年10月、運営費として積み立てていた定期預金1億円を解約し、45回にわたって全額を引き出した。
校舎の用地取得資金約1200万円も着服した。
13年4月、別の職員が定期預金の残高がゼロになっていることに気付いて発覚。(14/4/8 共同)
13年4月に決算事務で職員が口座の残高照会をした際に不正が発覚。
元課長が認めたため、法人は翌5月に解雇し、警視庁池袋署に相談していた。
元課長は金の使途の説明を拒んだという。
その後、元課長が11年3月に、新校舎の用地購入に充てるための資金約1230万円を着服していたことも法人の調査で判明した。
元課長は地方銀行勤務を経て、10年10月に法人に採用された。(中日新聞)
大学設置・学校法人審議会は16日、東京福祉大が申請していた経営学部などの設置を不可とした。
文科省によると、東京福祉大の元総長が教職員への強制わいせつ容疑で逮捕され、その後に実刑判決を受けた。
同大は、今後の経営に関与させないなどと文科省に報告したが、元総長を昨年7月から9月まで事務総長として雇用するなど、不適切な運営をしていたとしている。(11/12/16 日本経済新聞)
女性教職員5人にわいせつな行為をしたとして、強制わいせつ罪に問われた東京福祉大元総長・中島恒雄被告(61)の控訴審判決が30日、東京高裁であった。
安広文夫裁判長は、「更生保護施設の奉仕作業に従事するなどして反省を深めているが、女性の人格を踏みにじった犯行は許し難い」と述べ、懲役2年10月の実刑とした1審・東京地裁判決を破棄し、懲役2年の実刑を言い渡した。
判決によると、中島被告は05年5月~07年5月、都内の同大総長室などで、女性教職員5人に対し、わいせつな行為をした。(08/10/30 読売新聞)
中島恒雄被告の判決公判が27日、東京地裁で開かれた。
福崎伸一郎裁判長は「総長という圧倒的に優位な立場を誇示した上での犯行で、被害者の尊厳を軽視した」として懲役2年10月(求刑懲役5年)の実刑を言い渡した。
福崎裁判長は「被害者は被告との地位の差から泣き寝入りを余儀なくされ、被害直後に退職した者や立ち直れずにいる者もいる」などと、被害者の精神的苦痛が大きいことを指摘。
加えて、犯行後の中島被告の行動を「直ちに謝罪するどころか、被害者の上司を使って口封じをするなど組織を利用して犯行の隠蔽を図った」と非難した。
判決によると、中島被告は平成17年5月~19年5月、東京都豊島区の同大の総長室で女性職員の胸を触るなど、5人の女性に計6件のわいせつ行為をした。(6/27 産経新聞)
「肩に手をかけ、キスをしようとしたが、怒られたのでしていない」などと供述しているという。逮捕は4度目。
調べでは、中島容疑者は平成19年5月4日、自身が運営する専門学校の生徒を短期留学させていた中国・上海に行き、宿泊先に引率の20代の女性職員を呼び出し、身体に覆いかぶさって無理やりキスをするなどの暴行を加えた疑い。
また、18年5月、群馬県伊勢崎市の同大応接室で、30代の女性講師を壁に押しつけ、胸を触るなどのわいせつ行為をしたほか、同年10月に車の中で胸を触ったり、キスをするなどした疑い。
中島容疑者は「胸を触らせてくれと頼んだが、触らせてくれなかった」と否認しているという。
女性職員と女性講師はすでに退職。
中島容疑者の逮捕後、それぞれ被害届を出したという。(4/8 産経新聞)
「身に覚えがない」「キスは挨拶がわり」-。
女性教員(41)の胸を無理やり触るなどした強制わいせつの容疑で警視庁に逮捕された中島恒雄容疑者の供述は二転三転している。
学内での絶対権力を楯に、他の女性職員らにもわいせつ行為を強要していたとみられている総長。
総長室の裏にあったシャワー室にベッド…。
「教育者として恥ずかしい」「就職に響く」。
ワンマン経営の弊害がもたらした事件は、職員や学生に暗い影を落としている。
■「採用してあげる」「黙っていれば正社員」…甘い言葉で誘う
あの日。被害にあった女性は大学を辞めようと思っていたという。そこに中島容疑者はつけ込んだとみられる。
昨年2月23日午後4時半。「仕事の話がある」
警視庁の調べによると、中島容疑者はこう切り出して女性を総長室に誘い込んだ。女性は派遣契約の非常勤職員という不安定な立場。その女性に中島容疑者は「(正式に)採用してあげる」と甘い言葉をかけた直後、襲いかかったという。
腕をつかんで体を引き寄せ、強引にキス。そして服の上から胸を触り続けた。
わいせつ行為は30分に及んだ。行為が終わった後には「黙っていれば正社員にしてやる」と口止めも図っていた。
総長室は秘書などの前を通って入室する構造となっており、警視庁では、わいせつ行為を認識していた職員もいるとみている。
しかし、不当な配置転換や解雇などを恐れてか、女性に救いの手を差し伸べようとする職員はいなかった。
精神的ショックを受けた女性は警視庁に被害を訴え、二度と大学に出勤することはなかった。
警視庁の調べなどで総長室の裏には、執務とは直接関係のないベッドやシャワー室を完備していることも判明した。
警視庁は強制わいせつ行為に使用する目的もあったとみている。
中島容疑者は福祉関連の専門学校も開設。
平成9年には、専門学校の理事長室で、女性講師に無理やりわいせつ行為を迫るなどしたとして、警視庁に強姦未遂容疑で逮捕されていた。
この事件は女性と示談が成立し、不起訴処分になっているが、似た容疑での「総長の逮捕歴」の判明に、学内は衝撃が走った。
しかし、逮捕されたはずの中島容疑者に、懲りた様子はなかった。
逮捕容疑となった女性教員へのわいせつ行為以外にも、別の3~4人の女性職員や女性教員らが同様のわいせつ被害を警視庁に訴えているからだ。
「立場を利用して女性をもてあそぼうとする人に教育を語る資格はない」
繰り返される犯行に、学校関係者からは厳しい声が漏れる。
一方、21日に逮捕された中島容疑者は当初、「全く身に覚えがありません」と容疑を否認。
その後、女性職員に触れた“外形的な事実”は認めて「キスは挨拶がわり」とわいせつ性を否定する供述に転じたというが、再び事実そのものも否認に転じるなど、その態度と供述は変遷を繰り返しているようだ。
■「ハーバード」ブランド誇らしげに…経歴、法衣姿をHPに、愛車にはロゴ
中島容疑者は江戸時代の豪商「茶屋四郎二郎」の末裔とされ、朱印船貿易にちなんで「御朱印船」が校章にもデザインされている。
事件発覚時の大学のホームページ(HP)によると、中島容疑者は名古屋市出身で21歳のときに英会話学校を立ち上げて学校経営に参入。
経営のかたわら、昭和49年に学習院大法学部を卒業した。
平成元年には米フォーダム大学教育大学院で教育学の博士号を取得、ハーバード大学大学院での招聘学者の経歴も持つ。
中島容疑者はこのときのハーバード在籍を誇りに思っていたらしく、平成12年4月に開設した東京福祉大の教育理念には「総長がハーバード大教育学大学院で研究開発した、他大学にはない新しい効果的な教えを徹底」などと誇らしげに掲げられている。
またHPにはハーバード大の法服に身を包んだ中島容疑者の姿が掲載されているほか、自らの愛車にもハーバード大のロゴをはるほどの熱の入れようだ。
さらにHPでは、研究成果を元に展開した中島容疑者の独自の教育論について、詳しく知りたい学生らへのおすすめの書として2冊の著書をあげている。
『21世紀の大学教育改革』
『できなかった子(生徒)をできる子(学生)にするのが教育』
だが、いまは関係者から皮肉の言葉が漏れている。
「何度もわいせつ行為を行い、自分さえも改革できていないようですが…」
■朝逮捕、会見は夕方…事態収拾できぬ大学、学生たちは不安
「総長逮捕」の報が駆け抜けた21日朝。JR池袋駅前の繁華街の一角に建つ本部には、報道陣が一斉に詰めかけて事情説明を迫った。
だがワンマン経営で権力を一気に握り、「だれも不満ひとつ漏らせなかった」(非常勤職員)という総長が不在の大学側に、事態を収拾する力はなかった。
大学は夕方になってようやく会見を開いたものの、総務課長が「この度お騒がせして申し訳なく、騒がせたことに責任を感じ、務めている学校関係の役職を退任したい」との接見した弁護士に託された中島容疑者のコメントを読み上げただけ。
あとは口を固く閉ざし、学生への対応策なども示さなかった。
東京福祉大は社会教育学部や社会福祉学部などのほか、短期大学部や大学院などがある。
8年前の開設以降、高い就職率も手伝って年々定員を増やし、現在は群馬県伊勢崎市のキャンパスなどで約1500人が学んでいる。
名古屋市や東京都北区でもキャンパス開設の準備が進められている。
「イメージダウンになるでしょうね。これまでは高かった就職率に影響がでたら困ります」
学生たちは一様に不安を隠せない様子だ。(1/27 産経新聞)
中島容疑者は、江戸時代の京都の豪商「茶屋四郎次郎」の子孫を名乗る。
75年の豊島区議選に立候補し、落選。その後福祉や医療の専門学校を立ち上げて拡大、00年に東京福祉大を創設した。
同大は創設当時から、セクハラ被害を訴える窓口を置いてきたが、中島容疑者の行為が調査されることはなかった。
職員たちは警視庁の事情聴取で中島容疑者の言動について話をしたがらない様子だといい、普段から職員にとって中島容疑者はものが言えない存在だったと同庁はみている。
同大によると、事件発覚以降25日までに、推薦合格者3人が入学を辞退、9人の志願者が受験を辞退したという。(1/27 朝日新聞)
中島容疑者は68年、アパートの一室でサークル「英会話を楽しむ会」を開いた。まだ21歳の時だ。78年に東京に「外語学校」を開く。米国留学などを経て、00年に同大を開設。以後、約1100人の卒業生を送り出してきた。
同大は群馬県伊勢崎市や名古屋市にも校舎がある。池袋の校舎には、学士帽姿の中島容疑者がほほえむ写真が複数掲げられ、校歌には、「中島恒雄 理念に満ちて」という一節もある。
中島容疑者には福祉や教育の著作が複数あり、教科書としても使われているが、学生によると、総長の自伝を半年かけてクラス全員で読み、人柄や業績をリポートにする授業もあった。
学生の一人は、教員が授業中に中島容疑者から厳しく叱責(しっせき)されて泣き出す場面を見た。「自分の力を見せつけているようだった」と話す。
また、職員は中島容疑者の誕生パーティーに参加を求められ、部署ごとに贈り物をしていたという。
中島容疑者は容疑を強く否認しているが、「セクハラ」の指摘は以前からあった。
学園施設のプールで中島容疑者に「水着になれ」と言われ、渋々着替えた女性職員がいた。
この女性は別の幹部から「なぜ快く着替えなかったのか。総長の機嫌が悪くなる」となじられたという。
警視庁は、複数の女性職員から被害の訴えがあるため、余罪を追及する方針。(1/25 読売新聞)
大学の女性教員の体を触ったとして、警視庁捜査1課と池袋署は21日、中島恒雄容疑者を強制わいせつの疑いで逮捕した。
「全く身に覚えがない」と容疑を否認しているという。
調べでは、中島容疑者は昨年2月23日午後4時半~5時、豊島区東池袋の大学総長室に「仕事の話がある」と40代の女性教員を呼び出し、腕をつかんで無理やりキスしたうえ、着衣の上から胸を触った疑い。
女性は直後に退職した。
女性職員3~4人が同様の被害を訴えているという。
中島容疑者は97年にも理事長を務めていた専門学校の女性職員に対する暴行未遂事件で逮捕されたが、示談成立により不起訴処分となっていた。
同大は00年に中島容疑者が開設した福祉、教育系の大学で、学生数は約1500人。
群馬県伊勢崎市や池袋にキャンパスがある。
グループの法人は、名古屋や東京で福祉系専門学校や特別養護老人ホームを経営している。
大学には21日朝から報道陣約20人が詰めかけ、大学側は対応に追われた。(毎日新聞)