教え子の女子中学生とわいせつな行為を繰り返していたとして、県青少年愛護条例違反の疑いで赤穂市の中学校教諭が逮捕される事件があり、兵庫県教委は23日、逮捕された赤穂市立赤穂中学校教諭、加藤裕幸被告(27)を懲戒免職処分とした。加藤被告は7月23日に逮捕され、8月23日には児童ポルノ処罰法違反罪で起訴されている。
県教委によると、加藤被告は平成15年4月に同中学に赴任。女子生徒に勉強を教えるうちに親しくなり、16年3月に姫路市内のホテルでわいせつな行為をするなど、繰り返しわいせつなことを行っていたという。また、卒業後も女子生徒の裸を撮影するなどしていたという。
今年5月、関係に悩んだ生徒が両親に打ち明け、両親が赤穂署に相談し発覚した。加藤被告は県教委に「たいへん申し訳ない。反省している」と述べているという。(10/23 産経新聞)

>18歳未満と知りながら女子高生とみだらな行為をしたとして、赤穂署と県警少年育成課は7月23日、赤穂中学校の英語教師、加藤裕幸容疑者(27)を青少年愛護条例違反の容疑で逮捕した。
調べによると、加藤容疑者は平成17年5月、たつの市内のホテルで当時15歳だった赤穂市内の女子高生にみだらな行為をした疑い。同容疑者は、「2人でホテルに行ったが、みだらなことはしていない」と容疑を否認しているという。
関係者の話では、被害者は加藤容疑者が勤務する学校の卒業生とみられる。今年5月、女子高生の親が「娘の交際相手が別れてくれない」と同署に相談し、容疑が浮上。親は交際相手が子どもの母校の教師であることを知らなかったという。
加藤容疑者は平成15年4月から同校に赴任。今年度は3年生クラスを担任し、サッカー部の顧問。藤田晴基校長は「熱意のある指導で生徒からも慕われていた。まさかという思い」。
逮捕翌日の24日に臨時校長会を開き、「教職員に対する服務規律の徹底などを指示した」という市教委は「事実とすれば、教育公務員としてあるまじき行為。生徒、保護者、市民の信頼を裏切り、申し訳ない」と陳謝した。

青少年愛護条例違反容疑で逮捕された加藤裕幸容疑者について、教え子へのみだらな行為を告発する投書が昨冬、市教委に届いていたにもかかわらず、事態を見抜けていなかったことが関係者らの話でわかった。
同教委と関係者の話を総合すると、文書は匿名の封書で「昨年末ごろ」に送られてきた。「3年ほど前のことですが」との書き出しで、現職教諭と生徒の交際を告発。教師の名前は書かれていなかったが科目や部活動についての記述から、「加藤先生を指していることがわかる文面」だったという。
投書には平成16年に同校を卒業した女子生徒の名前が書かれており、今回の被害者と学年が一致するが、同一生徒かどうかは不明。
同教委は「投書を受け、すぐに学校長を呼んで事実確認をするように指示した。校長から、そのような事実はなかった、との報告を受けた」と話すが、問題の存在を見抜けなかったことは批判を呼びそうだ。
(7/28 赤穂民報)